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蛙の子は蛙 
【兄妹相姦 官能小説】

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恵介と美沙希 今-2

「だって、お兄ちゃんの顔見てると、分かるよ。」
「わかる?何が?」
「今日の相手が誰なのか。」
「相手がわかる?」
「もちろん、誰って言うのはわからないけれど、
 相手がサークルのメンバーなのか、それともそれ以外の人なのか。」
「それで?」

美沙希は恵介の前にしゃがみ、恵介のペニスを取り出した。
「ねえ、ゴックンさせてよ。」
「おい、これから出かけるんだぞ。」
「じゃあ、パックンだけでいいから。」
「まったく。夜まで待てないのかよ。」

美沙希はペニスをほ頬張ったまま話し始めた。
「ねえ、お兄ちゃん。今日、会うのはどこかの………熟女でしょ?」
「ウッ………。」
「ほら、当たった。」
「どうしてわかるんだよ?なんでわかるんだよ?」

しばらくペニスの先端を舌先で舐め回した後、美沙希は答えた。
「それは秘密。わたしにしかわからないはずだよ。
 あれ?でも、もしかしたらお母さんにもわかるのかなあ。
 わたしたちって似たもの母娘だから………。」
「同じ能力が備わっているって言うことか?」
「まあね。」
「だったら、俺は親父と同じ能力があるのかなあ。」
「さあね。同じなのは、女好きっていうことくらいじゃないの?」
「お前、実の兄をバカにするんじゃないの。今夜、可愛がってやらないぞ。」
「お兄ちゃんこそ熟女にご奉仕しすぎて、もう勃たないなんて言わないでよ。」
美沙希は手も使い、恵介のペニスを刺激し始めた。

「お前こそ、秋帆と夢中になり過ぎて、
(クリちゃんが腫れちゃったから、今夜は無理!)とか言わないようにな。」
「ひど〜い。そんなこと、言ったことないでしょ?」
「言ったことはないけど、そうだったことはあっただろ?」
「あれは秋帆じゃありません!!潤で〜す。」
「その潤って言う相手は、男なのか女なのか、どっちなんだよ!」
「さあ、どっちでしょうね。」
「ま、いいや。とにかく今夜な。」

美沙希は名残惜しそうにペニスを口から出した。
恵介は唾液まみれの美沙希の唇にキスをし、自分の部屋へ戻っていった。
「さてと、どの下着にするか。あいつも好き者だからなあ。」
恵介は真っ赤なティーバックを取り出した。


香田恵介。19歳。大学2年生である。
言うまでもなく、香田雅樹と芽衣の息子である。

雅樹と芽衣の二人は、恵介が小さい頃から「やるべきことはやる」と躾けてきた。
その甲斐あってか恵介は、勉強、スポーツ、音楽などやらねばならないことはもちろん、
やってみたいことも積極的にやる青年へと育っていた。
好奇心旺盛で実行力がある。
言い換えるならばやってみたいと思ったことはまずはやってみよう、
そんな生き方をしてきたということだ。
ただ、その一方でやるべきことはやると躾けられてきたことで、
彼はわがままや自己中とは一線を画していたとも言える。

さらに恵介は、非常に論的思考の持ち主でありながら非常に優しい性格に育っていた。
つまり、何かトラブルがあっても、相手の立場を考え、
それでいて自分が不利にならないように論理的に物事を説いていく。
相手は、恵介の言うことがもっともだ。悪いのは自分だったと納得してしまうのだ。

かと言って、恵介がそのことを利用して悪事を働くなどということは決してなかった。
その点、非常に常識的な好青年に育ったということが出来る。

ただ一つ、これはやはり雅樹の影響か、芽衣からの遺伝か、
恵介の中にもしっかりと淫乱の血は流れていたのだ。


それは妹の美沙希についても同じことだ。
彼女も両親のメリハリのある子育てのおかげで、真っすぐな少女へと成長した。

12歳の時に兄の恵介に関係を迫りながらも断られ、失意の底にいた美沙希も、
今では17歳の高校3年生へと成長していた。

受験を控えつつも、サッカー部マネージャーとして充実した日々を過ごしていた。
現在、言うなればセフレ的なボーイフレンドが3人いる。

中学3年生の時に、サッカー部のキャプテン三浦大輔に恋心を抱き、
恋人関係となり、初体験を済ませた。
その後も恋人関係は続いてはいるが、肉体関係の数は減っていた。
残念ながら大輔は早漏だったのだ。
彼もそれは自覚していて、美沙希が自分以外の男と関係を結ぶことには納得している。
しかし、お互いの精神面でのつながりは深く、恋人関係は今も続いている。

兄の恵介とはこの4月、ようやく結ばれたが、
学業とサークル活動などが忙しい恵介にはなかなか美沙希の相手をする時間がなかった。

3人のセフレがいるとはいえ、テクニックでは兄の恵介を上回るものはいない。
欲求不満気味の美沙希は、そのストレスを数人の女子とのレズ関係で解消している。
お互いの細やかなポイントを知った女同士の方が大きな快感を得ることができるのだ。

そして射精によって行為を終えてしまうボーイフレンドたちに比べ、
レズ仲間たちの行為に際限がないことが、美沙希をレズの道に走らせたのだ。
とはいうものの、たまの休みに恵介が帰ってくることを心待ちにしている美沙希だった。

三浦大輔という恋人がいても、3人のセフレを持っていても、
欲求不満を解消してくれるレズ仲間がいても、
美沙希にとっての最高の男は兄の恵介だったのだ。

そんな恵介と美沙希は、どんな子ども時代、少年少女時代を送ってきたのだろうか。

二人のアルバムを開きながら振り返ってみたいと思う。


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