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ふたりの関係
【学園物 官能小説】

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Sランク-2

「杏 お風呂にはいろうね、こっちにいらっしゃい」
 扉を開けた。明美の夫に首輪に繋いだ鎖を曳かれペット用のバスタブに両手を前に付いた。四つん這いと言うより、正座したまま、お尻を少しだけ浮かしているような姿勢だった。
両手をバスタブの底に付いて、ワンちゃんの姿勢に戻った。杏の背中を流していた。
 
「あなた杏の尻を洗ってあげて」
「わかった」

「ひゃあん」
杏が嬉しそうな声を上げた。

タオルが広げられ杏が寝そべった。
杏の各部分を入念に拭いた。
「ドライヤー、使うわよ」
ドライヤーのスイッチを入れる。この熱風は、人間でも、杏の髪は、ほとんど乾いていた。
何も言わずに、杏の髪をとかし始める。

「よし これでブリーダーズに杏を出せるね」
ブリーダーズの入り口で
杏は、いつも通り裸で、首輪につながれている。
「さあ、着いたよ」
明美はそう言って、重厚な扉を開けた。
「あ……」

部屋にはたくさんの人がいて、思い思いにくつろいでいた。
しかし、その半数ほどが、杏と同じように裸で、首輪を付けていてペットなのだ。
それぞれの主人が側に居た。
「やあ、明美さん。ペットの子は元気かね」
「田村さん、お久しぶりです。」

「杏です いいでしょう」
杏は明美の側で甘える
「で いくらで売ってくれるのかな」
「杏は売り物じゃ有りません」
明美はぴしゃっと言った。

ブリーダーズ会場で明美夫婦は仲間と懇談した。

杏の胸や尻を鑑賞しながら口々に杏を褒めた。
杏は4つんバイの姿勢を保っている。
「杏皆様にご挨拶しなさい」
杏は深々と土下座した。
「さすが明美さん 素晴らしいペットだ」
「いやー明美さんのペット美しいですなあ」
「躾けがきちんとなされてる」


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