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ふたりの関係
【学園物 官能小説】

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新しい生活-7

「さっきはごめんね ママったら」
那美はお菓子をほおばりながら言う。
「いえ私達も身分もわきまえず」
「葵ったら何言ってるのよ」
笑い転げる。
「葵様 紅茶はどれ位にいたしましょうか」
「適当でいいわよ」
葵はてきぱきと仕事をするが玲菜はおろおろとするばかりだった。
「玲奈さんだっけ」
「はい 山下玲菜と申します」
「メイド初めてなの?なんかボートしてるけど」
「いえ この子クビになっちゃって」
「そうなんです メイド向いてなくて申し訳ございません」
「えーなんでメイドしてるの?」
玲奈は身の上話をし始めた。
「かわいそう」
那美は玲奈を抱きしめようとする。
玲奈は恐縮するばかりだった。
「葵はね 私と同い年なんだけどずっと私とお兄様のメイドとして働いてくれてるの」
「那美様に御使えできて光栄です」
葵は跪き頭を下げた。
「そんな畏まらないでいいのに」
「いえ」
「葵 後でまた来てね オーストラリアの話をしたいから」
「はいかしこまりました」
「那美様っていい人ねえ」
玲奈は感心する様に言った。
「昔からメイドに奉仕されるのに慣れてるのよ 奥様は庶民のでだから 慣れてらっしゃらない」
「そうなんだ」
「小学校に上がった時メイド服を着せられて最初は嬉しかったけどそのうち喧嘩しても私だけむち打ちされるから口の聞き方も改める様になった」
「那美様もおしおきをなさるの?」


「杏 あの新しいメイドはどうなの?」
仁美に呼び出された杏は正直に答えた。
「まだまだ修行が足りない所です。今葵につかせてますが、厳しいでしょう」
「高かったみたいね」
「申し訳ありません ただ住み込みのメイドとなりますと正直申しまして足りてない状態です」
杏は跪き頭を下げた。
「もういいわ 杏 私達は1週間後にオーストラリアに帰ります。夫もしばらく向こうに滞在するようです
留守は貴女が守りなさい」
「はいかしこまりました」「うん 最初にむち打たれたときは泣いちゃった」


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