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ふたりの関係
【学園物 官能小説】

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新しい生活-6

「山下玲菜 ああ高かったよ 中国人らしく吹っかけてたよ」
優一はにこりともせず言った。
朝礼が終わると杏は優一の執務室に向かった。
優一はここで朝の連絡を受けとると出勤の準備をする。
「そうですか すみません無理を言って」
「いや住み込みのメイドも少なくなって来たし
しょうがないんじゃないの」
杏は頭を下げた。
「玲奈はどうしましょう 優一様の専属メイドにいたしますか」
「俺?いい年だよ 今年50だし」
「いえあの 性処理用という意味では」
「身の回りの世話か 手を出しちゃうかもあの子 性処理メイドでいいよね」
杏は呆れる。
「奥様と娘の那美様がオーストラリアから御戻りになります」
「ああ一時帰国するって言ってたな まあであいつら海外生活の方が好きだしな」
優一の娘はオーストラリアに留学している。
それに妻もついているのだ。

「奥様と那美様は、昨日の夜、旅行から帰られたらしい。」
執事が言った。
「あたしも会うのは少し久しぶりです」
杏は葵と玲菜を連れ奥様と那美に合いにいった。
部屋の前で立ち止まり、ノックをする。
『はぃ。どうぞ』
「奥様 那美さま御帰りなさいませ お疲れではないですか」
杏は跪く 葵と玲菜もそれに倣う。
「杏さん 葵もメイド服が似合ってるね」
那美は嬉しそうに言う。
那美は美しく高価そうな衣服を身にまとっていた。
玲奈は自分のメイド服が酷くみすぼらしい様に見えた。
「ありがとうございます 那美様も素晴らしいお洋服で」
「ありがとう 後その子誰?」
「奥様、今日からお仕えする玲菜を連れてまいりました。」
優一の妻仁美は一瞥をくれた。
「メイドに慣れてとても光栄です。これから精一杯務めさせていただきます。」
玲奈は言う。
「葵ちゃん玲奈ちゃん これからよろしく」
「よろしくお願いします」
「那美 メイドの娘なんかと口をきいてはなりません
身分が違うのですから」
仁美が冷たく言い放った。


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