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[幸せな隣人]
【鬼畜 官能小説】

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[あたし、ダンナ様が大好きなんです]-2






付き合っていた頃から月に一度ほど、恭介は優乃に服や下着をプレゼントしていた。
優乃が「欲しい」と言ったブランド物の服は勿論、恭介が優乃に『着させたい』と思った下着なども含まれていた。


「す、素敵…かなあ?透け過ぎて恥ずかしいですッ」


ピンク色の肩紐やフリルが可愛らしいブラジャーは、カップの部分が白地の透ける生地で出来ており、豊満な乳房の形を露わにしつつ、その先端の桜色の突起部すら満足には隠してはいなかった。
それはパンティも同じであり、前みごろも股布も、完全に透ける生地で出来ていた。
言ってみれば透け透けのランジェリーがブラジャーとパンティの形に変わっただけであり、股間を覆う真っ黒な逆三角形も丸見えであった。


『そこの鏡に自分を映してみて?コッチに来て立ってみなよ』


恭介は壁一面が鏡になったベッドの側の壁を指さし、優乃を手招きした。
優乃は両手で胸と股間を隠しながら恭介の前を横切り、指定された鏡の前に立った。

カップの部分は豊かな乳房に密着して張り付き、強めに揺らすと裂けてしまうんじゃないかと思うくらいにパツパツになっている。
鏡に映る自慢の胸は優乃自身が見てもとても重そうで、それは恭介が選んできたブラジャーによってより際立っている。


『どう?鏡に映った自分の姿は?』


ベッドの軋む音がする……恭介がゆっくりと立ち上がり、そっと抱きしめてくるのが鏡に映っていた……両肩に温もりが生まれ、髪と耳に堪えきれぬ吐息が吹き掛かる……優乃の汗腺はプツプツと汗を滲ませて、悦びに火照りだした身体を宥めようとした……。


「あ…ッ!だ、ダンナ様ッ……」


背後から伸びてきた恭介の指が、ブラジャーのカップの上から優しく撫で始めた。
その薄い布地に発生した摩擦による微振動は乳首に伝わり、まだ直接の刺激ではないのに昂った声が漏れてしまう。


「いやッ!う、映ってますッ……こんなッ!?は…恥ずかしいです!」


乳房を弄られる自分の姿が目の前の鏡に映っている……優乃は恥ずかしくて堪らなくなり、思わず身体を捩ろうとするが、恭介の腕に包まれた今、それは叶わない。


『優乃の乳首、いつもより大きくなってる……自分の姿を見て興奮してるのかい?』


「そんなッ!?わ…分かりません…ッ…きゃうッ…んん!」


優乃に「ダンナ様」と呼ばせたのは恭介である。
仕事のストレスからくるのか、それとも性癖としてなのか、恭介はベッドの中では少しだけ意地悪で、優乃に主従関係を匂わせて迫る。
だが、別に優乃は嫌な思いをしている訳ではなかった。

優乃は勤勉で真面目な恭介が大好きだ。
そしてベッドの中でみせる意地悪で《エッチ》な恭介も大好きだ。

ベッドの中でのみ「ダンナ様」と呼ぶ特別感が好きで、そう恭介を呼べるのは自分だけの特権であると優乃は嬉しく感じていた。

何人もの女性社員に言い寄られていたのに、最後に選ばれたのは優乃だ……学生時代、クラスメイトには目もくれず、一筋に想っていた人と相思相愛になれた喜びはどんなに言葉を並べても表しきれるものではなく、他人と比しても決して劣らぬと自負する身体に恭介が溺れてくれる《夜》に、優乃は女に生まれた幸せを感じずにはいられなかった……。


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