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社の中 やしろのうち
【姉弟相姦 官能小説】

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性肛-1

公園の脇を通ると改めてこんなに小さな公園だったかと思う。
小学生の頃はこんな公園で草野球に夢中だったのだ。
傍らに今もある駄菓子屋で買ったゴムボール。それにプラスチックのバット。
三角ベースで正面の植え込みに入れば、文句なしにホームランだった。
大層に子供用のグローブで捕る子もいたけど、ほとんどの子は素手でキャッチする。
ペコペコのゴムボールでも打球を直接捕ると手のひらが結構痛かった。

 ほら、何してるの?さっさと行くわよ。

前を歩く姉ちゃんという人がまた金切声を上げて囃し立てた。
そしてまた僕は仕方なく、その人のいう通りにぐずぐずと従わなければならなかった。
公園には、もう遊ぶ子達の姿は見えない。あの頃と少しも変わっていないはずの公園が現実には全く違ったものなのだった。

公園を抜け、T字路を折れると神社の杜が見えて来る。
それに沿って正面に出ると姉ちゃんは振り向きもせず、そそくさとその中へ入って行った。
ここにもよく遊びに来ていた。
境内の手前には一対の狛犬が座っていて、右側が口を閉じ、左側は口をあんぐりと開いている。
これもおかしいのだ。
後になって「阿吽(あうん)の形」という事を知ったのだが、左右が逆なのだ。
僕の記憶では右が口を開き、左がだんまりだったはずだ。
これも小学生の頃には何度も台座によじ登り、獅子の口に手を入れたりして確かめたはずだった。
そんな事を思っていたりする間に姉ちゃんは石畳をズケズケと歩み、やがてその社の扉をガラリとこじ開けた。



僕はある日、交通事故に遭った。
自転車に乗って交差点を突っ切った時に、不意に赤い車の姿が見えた瞬間にドスンと大きな衝撃を感じた。
それからどうなったのか、僕には記憶が全くない。
僕が病院にいたのは経過を看るための一日入院で自己直後にも僕の意識はちゃんとあったと言われるがその記憶がないのだ。
ずいぶん長い間眠っていたように思える。
体の方は軽い打ち身だけで済んで、押さえるとちょっと痛い程度だったが今はもう、全くなんともない。
ただ、僕の意識の中では目覚めるとよく似ているけど全く違う世界にいるのだった。

例えば、さっきの狛犬の事にしても左右が逆。公園にしてもあの頃から比べると僕の体も大きくなっているとしてもあんなに狭かったかと思う。
でもよく見てみれば違うのだ。これも公園の造りが左右逆になっていて、そのせいか遊具間の感覚が錯覚を起こしているのだろうと思う。
たしかに、あの頃からすれば、僕の身長はずいぶん伸びている事には違いない。

そんな事はもしかしたら僕の思い違いに過ぎないのかも知れない。
すべてはあの交通事故から僕にはなにもかもが変わってしまったのだ。
ただ、それは僕だけの話であって、僕自身以外にとってすべては何事もない平凡な日常のようなのだ。
そのうち僕もあの事故で頭でを打ち付けてから、何か大きな勘違いをしているんじゃないかと考える事もある。
だけど、何よりも大きな違いはこの姉ちゃんという人の存在だった。

僕には三つ離れた妹はいたが、姉はいなかった。
確かに、母さんから僕達の前にもう一人子供がいたというような話を聞いた事はあった。
それが病院から家に帰ると妹がいなくて、この姉ちゃんに入れ替わっているのだ。
僕は初め姉ちゃんを病院で見た時、事故相手の娘さんだとばかり思っていたぐらいだった。
それにしてはやけに馴れ馴れしくて、打撲した肘や足を平気で掴んで痛がる僕を見て面白がる。
ずいぶんと図々しい女の子で僕にはちょっと苦手な感じがしていたのだった。

 いいなあ、大きなベッド。ほら、私達のと違ってフカフカだよ。

母さんが出かけた時、姉ちゃんは僕を誘い出すと両親の寝室に入り込んでベッドの上に体を投げ込んだ。

 分かったから。母さんに見つかるとまたうるさいよ、もう早く出ようよ。

 ねえ、母さん達が何で寝室に入っちゃダメっていうと思う?

 そ、そりゃあ・・・ここで母さん達もセ、セックスするからだろ?

 そんなの当たり前じゃん。ジャジャーン!!

両親の広いベッドには引き戸が付いていた。
ちょうど車の助手席にある車検証などを入れる所みたいな上からパックリとフタを開く物入れだ。
姉ちゃんはそこから奇妙な物を取り出して誇らしげに僕の目の前に突き付けた。

 これを見られると母さんが恥ずかしいからよ。

それは僕も知らない物ではなかった。ゴムみたいなので作られていて、クネクネと電池で動くものだ。
紫色でイボイボが付いていて、僕のそれよりもかなり太い。
そりゃあ、作り物だから太いのだろう。本物でこんなのがあったらバケモノだ。

 これでちょっと遊んでみようよ。

 やめなよ、見つかったらまた叱られるってば。

 大丈夫よ。母さん不倫相手と会ってるから夜までは帰ってこないわ。

姉ちゃんはベッドの上でおもむろにパンツを脱ぐとそれを自分の股に押し付けた。
もわっと陰毛が中心に密集していて、見慣れたそこの土気色したビラビラが捲り上げられ、ピンク色した内部が覗く。
いつもの事ながら「何を考えているのだろうこの女は・・・」などとそれを眺めていると、その感触が良くないからソコを舐めろと言い出す。


 





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