投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

妻を他人にの最初へ 妻を他人に 156 妻を他人に 158 妻を他人にの最後へ

お持ち帰りされる新人OL (2) 流され堕ちて-4

「それでどうだったのさ」
「そうねー。三対三だったんだけど、みんな素敵な人たちだったよ」
「やっぱり! なんか悔しいなぁ。たしか真由ちゃんの旦那さんはそこで知り合った人だよね」
「そうそう、華子も別れたけど彼氏作ってた。結構いい人だったけどね」
「ふむふむなるほど。して、肝心のゆきちゃんは……!?」

どこまで言おうか? まあ反応見ながら考えよう。

「私もその中のひとりに、そのあとお食事に誘われた」
「あーやっぱり、それだけですでに辛いよ……でもそうだよね、客観的に見てもゆきが誘われないわけがないと思う。あーでも辛い、でも興奮しちゃう」
「ふふふ」
「誘われて、OKしたの?」
「何度かデートしたよ」
「デデデデート!! 生々しい、生々しすぎる……しかも複数回! あの、デートの最後はやっぱり、その、ホホホテルに……?」
「誘われたよ」
「あーーやっぱり! もうだめ……死ぬ……行ったの? ホテルに……」
「どうだったと思う?」
「なんでクイズ形式なんだよクソ……す、少なくとも好意がないと何度もデートしないと思うんだよね」
「そうだね」
「つまりゆきも好意を持ってた。そんな相手に……ホテルに誘われたわけだから……」
「だから……?」
「行った、のかな……」
「……正解……!」
「うぅ……やっぱりそうなんだね……何回くらいデートしたの?」
「うーん、四、五回かな」
「い、意外と多い……」

本当はきっと二十回は会っている。呼び出されて公園で犯されただけなのをデートと呼ぶかどうかはともかくとして、回数で嘘をついてしまうのはZくんとの浮気と同じだなと、奇妙な符合にゆきは内心おかしかった。少しカミングアウトして興奮させつつ、全てをバカ正直に言って引かれたくもない。結局ゆきが考えるのはそこである。ほら、現に今たったの「四、五回」ですら夫は若干引き気味である。危ないところだった。

「あの当時の『ゆきちゃん』の笑顔思い出して辛い。あの笑顔の裏で実は……あぁ、色々想像しちゃうよ」
「うふふ」
「あれそうするとFさんと二股?」
「大きな声じゃ言えないけど、一時期そうだった」
「あの天使の笑顔の裏で……二人の男のチンポしゃぶって股ひらいてたなんて……想像するだけで辛いです、でも興奮しちゃう……」
夫がまたゆきの中に入ってきた。嬉しい。
「ごめんね、今まで黙ってて」
キスをしてぎゅっと抱きしめる。
「いいよ、俺と付き合う前なんだし、あ、付き合う前なんだよね?」
「そうだよ。Fくんと別れるとき、その人とも終わりにした」
「なんで? 次の彼氏にするつもりだったんでしょ?」
「なんでだと思う? 考えてみて」
「くっそーーまたクイズかよ……」
「うふふー……」

二人はその晩、遅くまで愛し合った。



《おまけ》

ゆきの過去話が出たこのタイミングで、裏設定を一部出してみたくなりました。

●設定小ネタ集@ 二人の出身大学

麗ちゃんのいう「T大」は東大ではありません。東大ほどではないけど難関で知られるTで始まる国立大学をイメージしています。どこと決めているわけではありませんが、あれとかあそことかあそことか……いくつか思い浮かぶうちのどれか、というくらいのゆるい設定です。そのうち別エピソードなどのタイミングで確定させるかもしれません(だとしても固有名詞は出しませんが)。
ちなみにゆきに関しては以前「K大」と書いてますが、こちらは頭の中に「ここ」という設定があります。ご想像におまかせします。

●設定小ネタ集A 華子と真由

華子と真由は、ゆきがGといい関係、もっと言えばセフレになったのを知っています。ゆきからもなんとなくは聞いていたし、合コンに参加した他の男子経由でも情報は入っていました。
二人とも大人の女性なので「長い人生、そういうこともあるよね」とあたたかくゆきを見守っていて、それでもあまりゆきが変な方向に行って身を持ち崩すようだったら友人として注意するつもりでした。結果としてゆきは自力でGとの関係を絶ち、Fとも別れ、Oと付き合い始めましたので二人はとても喜びました。全社ナンバーワンの美人社員と、不器用ながらも可愛がられ慕われているOのカップル誕生は、たくさんの愛ある罵詈雑言を浴びながらも(?)基本的には皆から祝福されたようです。
もちろん、Gとのことはゆきと華子と真由の三人の秘密です。華子と真由はなにかゆきに頼み事があるときは「Gくんとのこと、Oくんに言っちゃうよー」と脅して言うことを聞かせています。今回ゆきは(一部)カミングアウトしましたのでこの脅しも通じなくなりそうです。

●設定小ネタ集B 麗美

麗美(麗美が言いにくいので麗子さまとか麗ちゃんとかれいぴとか呼ばれている)は、ある日ゆきとの雑談でOの大学時代の話になったとき、その食いつきっぷりから「こいつOに惚れてるな」とピンときたそうです。それから二人は仲良くなり、互いの恋バナに花を咲かせることもしばしばでした。麗美はゆきにOのことをいろいろと教えてやり、恋の行く末を応援し心配していました(なお、Oの大学時代の女性のトラウマについては少し噂レベルの情報を持っているようですが、ゆきに喋ったことはありません)。
結婚式では新婦の親友であり新郎の学生時代の友人ということでスピーチをしました(のちに麗美の披露宴ではゆきがスピーチをしている)。「二人が入社当時からずーっと両思いだったくせに両方とも奥手で進展がのろく付き合うまで丸一年かかってイライラした」「中学生の男女交際を見ているようだった」と述べて大いに受けています。


妻を他人にの最初へ 妻を他人に 156 妻を他人に 158 妻を他人にの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前