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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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お持ち帰りされる新人OL (2) 流され堕ちて-1

「ねぇゆき、俺たち付き合おうよ」

昨晩二人が結ばれたホテル街にほど近いカフェ。
休日午前の優しい陽の光が差し込む窓際の席で、目の前にはGがいて、ニコニコこちらを見つめている。
場所がら、周りにはやはり昨晩愛し合ったのだろうと思われるカップルばかりで、どこか気恥ずかしい。この中に浮気カップルはどのくらいいるのだろう。

「な、付き合っちゃおーぜー、ゆきー」

Gは「セックスするといきなり呼び捨てにしてくる男」だった。が、それが減点ポイントにならない愛嬌がある。
昨晩四回交わった上に、今朝も起きたらクンニされていた。寝ぼけたままイかされ挿入されてまた一回。着替えて部屋を出ようとしたところで後ろから抱きしめられてまた一回。ゆきの股間には、彼氏ではない男のペニスの感触が生々しく残っていた。

「いちおう私、彼氏持ちなんですけど」「じゃあセフレになろ?」「何言ってるの」「クリスマスは?」「たぶん彼氏と過ごす」「じゃあそもそもなんで合コンに来たんだよ」「来ないほうが良かった?」「いえ、ゆきとエッチできただけで満足です」「どうせそう言うと思った」
「じゃあ、ゆきも遊ぶ男物色しにきたってこと? そういうタイプには見えないけど」「人数合わせだよ」「人数合わせでホテルまでは来ないだろ」「ちょっとケンカ中で……」本当はもうケンカすらしなくなってしまったが。「腹いせに浮気しちゃったってこと?」「うーん、そうかな。そうかも」

彼氏の話をしつつ、ゆきの脳裏に去来するのはOの顔。こんなことをしてしまって来週月曜日、Oくんの顔をまっすぐ見れるかな?

「付き合えなくてもセフレになれなくてもいいからさ、これからも誘っていい?」「断ってよければいいよ」「いいよいいよ。断る権利は百パーセントゆきにある」「ふふふ、ありがと」「お礼言われるようなことじゃないよ」「大人じゃん」「遊び人なだけ。付き合えれば最高だけど、ゆきみたいな美人とエッチできればそれだけでも嬉しいよ」「ふーん」「それにゆき、清楚そうな顔してエロすぎだよね。興奮しすぎてヤバかった。一晩でこんなたくさんしたの初めてかも。だから本当に、またデートできたら超嬉しいよ!」



結局ゆきはこのあともGとの肉体関係を続けてしまう。

難しいこと抜きに割り切って付き合えるGとの時間はゆきにとって一種の癒やしとなった。身体が目当てとわかっていても、会えばお姫様のように扱ってくれるし、交われば雌豚のように扱ってくれる。彼氏でもなんでもない男に陵辱され惨めに堕とされるセックスに、自分がとてつもない快楽を感じる女であることにゆきは戸惑い、そして溺れた。

Gとのセックスは「受験も就活も成功し、美人で謙虚で誠実な女性」という、ときに気疲れを感じるゆきのパブリックイメージからの逃避だった。「長年付き合った恋人を裏切っている」「彼氏じゃない人とこんなエッチなことしてる」「彼氏じゃない人にこんな酷いことされてる」「もし誰かに見られたら私はお終い」――行為が変態的であればあるほどゆきは現実から完全に切断され、倒錯的な快楽世界に浸ることができた。
「もっとして」「もっと虐めて」「もっと犯して」「ゆきのことめちゃくちゃに壊して」――ゆきはGと交わりながら本心からそう懇願した。

実際その行為はひどいものだった。
夜中に突然呼び出されて雑居ビルのトイレで陵辱される、公園のベンチで寒さに震え他人の視線を感じながら対面座位で交わる、ホテル街の路地裏でフェラ抜き奉仕させられる、Oと楽しく残業した帰りに駅ビルのトイレで犯される――セックス専用奴隷として文字通り性欲処理だけに使われ女性の尊厳を踏みにじられた。

しかしというか、しかもというべきか、この時期Fとの関係がわずかに好転する。罪悪感からFに対するゆきの態度が柔らかくなった結果、Fの態度も軟化したのだ。何気ない雑談が楽しい。付き合い始めのころはこんな感じだったなと懐かしかった。罪の意識と表裏一体の平穏に浸りFに抱かれる。人として、女として最悪な行為だとわかりつつ流されていたかった。

毎日のようにFそしてGとセックスした。一日に二人とすることも日常になった。
仕事帰りにGと浮気セックスを楽しんだその足で、Fの部屋を訪ねまたセックスする。あるいはFと週末を過ごして自宅への帰路につく日曜の夜。ふと他の男に抱かれたくなり、Gの家に立ち寄りセックスをおねだりする。一夜をともに過ごし、月曜の朝、Gと一緒に電車に揺られて出勤する。

クリスマスイブは昼にGと浮気してからFとデート。夜通し愛し合った次の日にまたGと会う。正月もFには実家に帰ると嘘をつき、Gの家でセックス三昧の時を過ごした。「あけおめ」コールでFと通話しているとき、ゆきの膣にはGのペニスが埋め込まれていた。

Fとのデートで食事しているときに、Gから呼び出されたことがあった。断るつもりで電話を折り返したら偶然にも同じ商業施設内にいることが判明し、別フロアのトイレに呼び出されてフェラチオをさせられた。何食わぬ顔でFの元に戻る。Fはまさか自分の彼女がトイレで席を外している数分の間に、他の男のペニスを咥え、飲精していたなど夢にも思わなかっただろう。


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