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遠恋カレンダー
【女性向け 官能小説】

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10月:トライアングル-4


葵の言葉に少なからず衝撃を受けて。

スッと身体にまとわりつくような冷たい風に身震いをした。

「あ!も〜!またあいつ食べきれないほど買って来て!」

こちらに戻ってくる2人の手にはたくさんのお団子が握られていて

近くまで来た青木に文句を言う。
「お昼の前にこんなに食べてどうするのよ」
「平気だって」
そんな二人に思わず笑って。

来てよかった。

楽しい休日は久しぶりだ。

そんな私の目の前にお団子がニュッと出て来て
笑いながら秋田さんが私にお団子を差し出していた。

「相変わらずだな」

楽しそうに笑う秋田さんは、一定の距離感を保って私に接してくる。

会社の屋上で花火を見た、あの時よりも一歩引いた感じだ。

「えっと、ほのかちゃんは食べる?ご飯前だからダメ?
聞いてから買ってくればよかったな」

私は秋田さんの手から一串受け取った。
「いただきます」
「うん」

嬉しそうに笑った秋田さんがとっても好印象で私も嬉しくなった。

その後の、ご飯も、ドライブや美術館も4人でワイワイ楽しんだ。

県内とはいえ、箱根に日帰りとなると帰りは夜で
途中恵ご飯を食べた後、青木と葵を下して、秋田さんは私を家まで送ってくれた。





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