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ある街ある嬢
【エッセイ/詩 その他小説】

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嗚呼、贈り物-1

嗚呼、贈り物

さて、今回は贈り物について。
贈り物、プレゼント。お土産。
まぁ様々ですが、難しいよね。
馴染みの風俗嬢(キャバ嬢とかもたぶんそうだが)に持っていく贈り物って難しいよね。
というか、全般的によく知らない女性に持っていく贈り物は難易度が高い気がする。
えっ、よく知ってても難しい?ごもっとも。
大人の女性への無難な贈り物は、消え物と言われているよね。
せっけん、スクラブ、バスソルト、など入浴関係、フレグランス・・・はちょっと難しいか、外すことが多々あるし。
お菓子はどうだろう、胃の中に消え物。
しかし嬢によってはダイエット中、太りたくない、根本的に甘いもの苦手、などなど・・・。
スタイルを気にする嬢たちの中には笑顔でシュークリームやらショートケーキを受け取って控え室に箱ごと投げる者も多く存在する。
鉄板お菓子は意外とダメかぁ・・・
あとね、ぬいぐるみ。個人的には怖い。盗聴器が入っているとかまことしやかに囁かれていた時代があって、わたしもそんな手間な、とか思いながらぬいぐるみをいただく時はちょっと怖かった。
話は戻って甘いものとか食べ物関係も以外と難しい。
でも、嬢によってはブログとかに食べ物コレにハマってるよとか、お酒が好きじゃとか、いつも愛飲のお茶とか、色々前もってチェックできる部分もあるかもね。
確実なのは、本人に聞いて、その熱が冷めないうちに(これ重要)次回持っていくこと。
でも嬢の中には、なんでもいいよ(ニコッ)気を遣わないでね、と言いながらこんなものいらねぇよという嬢もいたりする。
あとアクセサリー関係。こーれーは・・・難しいよね。いつも身につけてくれたら嬉しいけど現実は、貴方に会う時だけ身につけていたり、もうそれすらわずらわしくて、大事にしたいからお仕事中にはつけないの(はぁと)などなど。
また、クリスマスや誕生日などにブランドと品名まで指定されたら、みんなに同じものを頼んで転売・・・
十二分に有り得るから怖い。
なんかそこまでして贈り物って、しなくて良くない?って感じになったそこの貴方。正解かもしれない。
贈り物って、思ったよりずっと難しいよね。でも、ブログとかにお礼であげてもらったりするとちょっと嬉しいかも?
けどけど、ブログが頂き物コレクション展示会みたいになってしまって他のお客様への催促になるみたいで、わたしは掲載をためらったりもした。
ちなみに、痩せっぽちだったわたしには大量の食べ物が降ってきた。お客様から、はたまた、姉さんたちから。豪気なお客様は、お店に出勤している嬢たちとボーイさんの分まで買ってきたりしてくれる。
そして、マックさん、とか、ケーキ男、とか安直なあだ名がついたりする。あ、今日ケーキ男来たんだーみたいな。
とある姉さんとわたしの間では、いつもお酒を差し入れてくれるお客様を愛をこめて獺祭さんと呼んでいた。(よく考えたら一升瓶かい、名前で呼んであげて)
今思ったが、ペットのおやつとかは受けがいいかもしれない。あと、個人的には化粧品関係の仕事をしている人の試供品のお土産がうれしかった。
でも薬、サプリメント関係はNGだと思うの、ただ怖い。
ニーズに合わせて重たくならないスマートな贈り物。
難しいよね。
そんなことなら、何も買わずいつもより1回多く会いに行ってあげよう。
そのほうがずっといいような気がしてきた。
だがちなみに、クリスマスやバレンタイン、ケーキやチョコの差し入れが1個も貰えず、ちょっとバカにされたのはわたしです。かわいそうだねお食べと、姉さんたちから糖尿になるんじゃないかくらいおすそ分けをもらったのもいい思い出。
基本的には、何をもらってもうれしかったなー、お客様と一緒に食べるのも楽しかったし。アクセサリーもうれしかった。自分で選ばないようなものも、身につけてみたら新鮮だった。
下着には笑った。ペットの餌は実用的で感謝したし、ある程度お馴染みの方々ができるようになると、それらは確実に励みになっていた。でも別に、持って行かなきゃなんて貴方が義務感にかられる必要は当然ないし、基本的には身一つでいい場所なのだ(パンツまで脱ぐしな!)。
書いてはみたけどなんだか参考にならなくてごめんなさい。
結論としては心がこもっていたら、なんでもいいと思うの。
貴方も嬢も、笑顔になれたらいいね。


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