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任侠と女たち
【調教 官能小説】

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その3-4


「今さら帰しませんよ奥さん、あんたを俺は買ったんだ」
男の滑った舌が、美奈子の首筋を舐めた。

「あっ! いや……いや……」

どこにそんな力が美奈子にあったのか、
と思うほど美奈子は必死にもがいた。

しかし、それは儚い抵抗だった。
「キヤッ!」

その時、男の大きな手が美奈子の頬を思い切り叩いたのだ。
バチン!と言う乾いた音をさせ、美奈子は思わず床に崩れ落ちた。

その拍子に、美奈子のお気に入りのハンドバッグが床に落ち、
バックの口が開いて、
いつもはつけない妖艶な口紅が床に転がった。

その口紅は、久しぶりの夫とのラブホテルでの愛の行為の為だった。
普段は目立たない口紅をつけている美奈子であり、
気合を入れてその口紅をつけてみたくなったからだ。

それは、美奈子の女としてチャレンジのつもりだった。。

「ふん……」
男はあざ笑うように、鼻で笑ってその口紅を足で蹴った。

口紅は、コロコロと転がりながら入り口のドアに当たって止まった。
美奈子はそれを見て、これからのことを想像すると、
とてつもなく恐ろしいことが起きる気がした。

美奈子の頬は男の手で叩かれ、赤く腫れ上がっている。
その部屋には、今までに見たことのない夫と、
怪しげな男がいた。

龍崎と言う男の一撃で美奈子は床に崩れ落ち、シクシクと肩で泣いていた。
なぜか涙がとめどもなく溢れ流れてくる。

男はそんな美奈子を見ながら、
異様な快感を感じていた。

男は女を痛ぶり、虐めねくという異常性欲者なのだ。
それは美奈子の夫の詢也よりも陰湿かもしれない。

詢也はどうしようもない夫だったが、
それでも彼を支えているという自負が美奈子にあった。

しかしその自負も期待も裏切られた。
自分の妻をカネで男に売るなどと言う破廉恥な男。
人として、そんなことができるのだろうか……
美奈子は屈辱に震えていた。

肩を奮わせ、さめざめと泣いている美奈子の前に男が立った。

「いつまで泣いているんですか、奥さん、さあ始めましょうよ、詢也さん」
「そうですね、まずは何から始めますか?」

「では、奥さんには裸になってもらいましょうか」
「わかりました、おい美奈子、立てよ」

「いやょ、あなた……」
言葉では、反発したがもう逆らう気力がなく、
美奈子の体からは力が抜けていた。

「お客さんがそう言ってるんだ、俺に恥を欠かせるんじゃない、
服を破ってもいいのか?」

夫の非情な声で美奈子は弱々しく立ち上がり、
ブラウスをとり、
ミニスカートを脱いでブラジャーとショーツも取り去り、
美奈子は生まれたままの姿になった。

豊かな乳房と、しまった腰回りは、
30代とはいえ素晴らしかった。

子供を産んだことがない美奈子の肉体は、男を興奮させる。
この不気味な男と、非情な夫を前にして美奈子は震えていた。

「おお、いい身体をしているじゃないか、奥さん」
いつの間にか、龍崎と言う男は裸になった美奈子の後ろに来ていて、
美奈子の柔らかな二つの乳房を大きな手で鷲掴みした。

「あぅ……痛い!」
思わず美奈子は乳房に痛みを感じ、顔をしかめた。
爪を立てた龍崎の指先が、美奈子の白い乳房に食い込んでいた。

彼女の皮膚の皮が男の爪で破れ、
紫色となった乳房からは赤い血が滲んでいる。



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