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真奈美の性春
【学園物 官能小説】

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小学校高学年 その1-2

 敏明が後ろ手に個室のドアを閉め、そっと鍵をかけた。
「真奈美ちゃん、だよね。」
 敏明は真奈美に不審がられないように、笑顔で言った。
 真奈美はうなずきながら、敏明の顔を見た。
「転校生、の?とし、あ、き、くん?」
 真奈美の声は震えていた。

「名前、覚えててくれたんだ。嬉しいな。」
「うれしい?」
 真奈美は改めて敏明の顔を見た。 

「ああ、転校してきてからまだ一人も友達がいないからね。」
「友達がいない?敏明くん、淋しいの?」
敏明は目を伏せた。

「じゃあ、真奈美が友達になってあげる。」
「本当かい?」
 敏明は目をあげ、そう言うと、真奈美の肩に手を置いた。そして真奈美の顔を覗き込むと、ゆっくりと小さな声で言った。
「うれしいな。でもね、真奈美ちゃん。本当の友達になるためには共通の秘密をもたないといけないんだ。」
「共通の?秘密?」
「そう。ふたりだけしか知らない、誰にも教えない秘密だよ。」

 敏明は、真奈美の肩を抱き寄せ、反対側の手で顔をあげさせると、そっと真奈美の唇に自分の唇を重ねた。
(本当の友達。ふたりだけの秘密。。)
 黙ったまま動かない真奈美の口の中に、敏明の舌がねじ込まれていった。

 真奈美は息苦しさを感じ、敏明の唇を外そうともがいた。同時に、尿意が戻ってきた。
(そうだ。まだ、おしっこ、してなかったんだ。)
 真奈美は、敏明の体を両手でそっと押し、言った。
「わたし、おしっこ、まだしてないんだ。」

 その言葉に、敏明は正直驚いたようだった。
「お、おしっこ?」
 言われてみれば、真奈美は下半身を露出したままだ。
 それに、夜中にトイレに行く、と言えば、それ以外に目的などない。

 敏明が何も言わないのを我慢できず、真奈美が言った。
「ねえ、出ちゃうってば。」
 我に返った敏明が真奈美の耳元でささやいた。
「わかった。でも、真奈美ちゃん。今って、夜中だろ?」
「うん。」
「夜中におしっこをすると、音が響いて、みんなが起きちゃうかもしれない。」
「えっ?うちのトイレはそんなことないけどなあ。」
「そりゃあ、みんな、家はそうだよ。でも、ここは家とは違って、昼間と夜のルールが違うんだ。」
「昼間と夜のルール?わたし、知らないけど。。。」
「よかった。真奈美ちゃん、おしっこ、もう少し我慢できるかな?」
「えっ?まだ我慢するの?」
「無理かい?」
「ううん。あと少しなら我慢できるかも。」
「だったら、夜のルールで、おしっこをしよう。」
「夜のルール?」
「そう、ここではね、夜のおしっこは外ですることになっているんだ。」
「外で?」
「そう、夕方キャンプファイヤーをやった広場があっただろ?」
「うん。」
「あそこが夜のトイレなんだ。」
「じゃあ、あそこに行って、すればいいの?」
「うん。にでないと、大きな音でみんなが起きてきちゃうし、ルール違反をした真奈美ちゃんは、もうこの学校にいられなくなっちゃうかもしれない。」
「えっ?そんなの、真奈美、いやだもん。みんな、友達だし。」
「じゃあ、早く外に行こう。我慢できるだろ?」
「うん。頑張る。」

 真奈美と敏明はトイレのドアを開けると、足音を立てないように廊下に出た。そして廊下の突き当りにある非常口のカギを開け、外へ出た。

 真奈美は、走っている途中に転んだ。
 脱ぎかけのままのパジャマが足に絡んだのだ。
「もう。こんなの邪魔!」
 真奈美はそう言うとパジャマもパンツも脱いでしまった。パジャマの上着に下半身裸の真奈美は、敏明の後を追いかけ、ふたりはようやくファイヤー場に着いた。

「ここがトイレ?」
「ほら、あそこに明かりがついているだろ?」
「じゃあ、真奈美、行ってくる。」
「待って、真奈美ちゃん。」
 敏明は真奈美の手を取った。
「ぼくがそばにいて、ちゃんと見ていてあげるから。」
「見てる?」
「そう。明かりはあるけれど、それでも暗いだろ?ぼくはペンライトを持ってるんだ。これで真奈美ちゃんがちゃんとおしっこできてるか見ていてあげるよ。」
「ちゃんとおしっこ?そうか、ちゃんと出てなかったら、朝までにおもらし、しちゃうものね。ありがとう。敏明君ってやさしいんだね。」
「だってぼくたち、友達だろ?」

 月明かりに照らされてできた二人の影が手を取り合って歩き出した。
 ファイヤー上の隅にある薪小屋のところで敏明が立ち止まった。
「さあ、真奈美ちゃん。ここだよ。」
「うん。ありがと。」
 真奈美がその場にしゃがみ込もうとすると敏明がそれを制した。
「あ、ちょっと待って。」
「え〜。もう出ちゃうよ〜」
「だから。ほら、地面の上にしゃがんでしたら、おしっこが跳ねて、足とかお尻とかが汚れちゃうだろ。だからほら、この台の上に乗って。ほら。」
 真奈美は敏明の手に支えられながら50センチほどの台の上に乗った。
「あ、パジャマの上も脱いじゃったほうがいいよ。濡れたら困るだろ?」
 真奈美のパジャマを脱がそうとする敏明に協力して、真奈美は両手を上げた。
 薪小屋の照明に、白い10歳の肌と、ようやく膨らみかけた乳房が照らし出された。

 真奈美の正面に立つと、
「いいよ。真奈美ちゃん。しても。」
と声をかけた。
「でも、敏明君。そこにいたら、濡れちゃうよ。あ、そうだ。敏明君も、裸になっちゃえばいいんだよ。」

 真奈美の言葉を聞いて、敏明の目がかすかに光った。
「あ、そうだね。さすが、真奈美ちゃん。」
 そう言うと敏明は、自分もパジャマを脱いで、素っ裸になった。
 そして、さっきよりも一歩、前に出て言った。
「じゃあ、真奈美ちゃん。出してもいいよ。ぼくにかけるつもりで、ね。」
 敏明の横にできた影の腰のあたりには、なにか突起物のようなものが映っていた。


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