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【熟女/人妻 官能小説】

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妖しいアルバイト-3

今までの彼は、自分の小説を極めるために邁進していたが
その内容が旧態依然であり、今の世間では通用しないことが
ようやくわかってきたからである。

そのことに気づいた真二郎だった、そうだとしてもそれで良いと君恵は思う。
そう思ってみると気が楽になってくる君恵だった。
と同時に今までに経験したことのないセックスへの欲望が膨らんでいった。

その結果として報酬が得られると思うと興奮せずにはいられない。
それは、元大学教授夫人として以前の君恵には考えられなかった。

そのとき君恵は浮き浮きしていた、
なぜかこれからするアルバイトに意欲が湧いてきたからである。
(彼が書く小説の女性に負けないように、私も……)
そう思うと君恵は身体が熱くなってきた。

「あの、真二郎さん、久し振りに私を……」
それ以上、君恵は言わなかったがー真二郎はそれを察した。
「そうだね」

その夜、君恵は久し振りに真二郎に抱かれた。
しかし昼間、唐沢に抱かれ強烈なセックスを味わってしまった君恵には
物足りなかったが、君恵はそれで良いと思った。

(真二郎さんは真二郎さんだし、彼に代わる人はいない、
でも私の中には生まれ変わったもう一人の女がいる、それが本当の私かも)

そう思うと唐沢を思い出して、真二郎に抱かれながら君恵の身体は燃えていた。
その夜、君恵は久しぶりに、真二郎に抱かれて逝った。


それから数日後に君恵は唐沢の事務所に来ていた。
唐沢は君恵が来たので喜んでいた。

「いや、良く来てくれましたね、あの日に私が激しく対応したのでもう来ないかと」
「いいえ、そうではありません、少し忙しかったので、でももう大丈夫です」
「そうですか、携帯で電話をしようかと迷っていたのでね」

唐沢は機嫌が良い。

ソファにゆったりと座ってタバコを燻らせていた。
「実は、あなたに仕事が来ているんですがね」
「えっ、こんな私にですか?」
「はい、この間、私の激しいテストに合格したあなたですからね」
「そ、そうですか、ありがとうございます」

あれから君恵は唐沢とのセックスを思い出して寝るときに自慰をしていた。
今までにあのような快感を感じたことがなく、強烈だったからだ。
そして心で思っていた。

(これから私は快楽に生きる女になるわ、これしか出来ないわたしですもの、
わたしの身体で男性が喜んでくれて、それがお金になるのなら……)

「それで、良いですね、君恵さん」
「は、はい」
あらぬことを想像していた君恵は唐沢に意識を戻された。

「相手のお客様はあまり若くはない方です、年齢は60代と聞いています。
その方のお名前は銀次郎様です、あなたの写真を見て気に入ったようです。
よろしいですよね」



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