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禁じられた恋と性
【女性向け 官能小説】

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禁じられた恋と性(7)-4

彼女は娘のトモミとは違って既に大人の女性である。
じっくり時間をかけて性的に熟成させる少女とは違って
彼女は完成された女としての豊満な肉体を持っている。
後は、その雰囲気になれさせ、身体で覚えさせるだけだ。

着物の上からでもわかる彼女の肉体の豊かさが伝わってくる。
その彼女が今着物を脱ごうとしていた。

恥ずかしいのだろうか、私に背を向けて彼女は着物を脱ぎ始めた。
帯締めを解くと「たれ」という細い紐が垂れ
さらに、胸元にある帯揚げと帯枕を解くと、
背中のお太鼓が床に滑るようにするりと落ちた。
それから水色の着物を脱ぐと、彼女は長襦袢姿になった。

これだけでも私は美しいと思った。
成熟した女の裸体は美しいが、淡い照明の下で長襦袢だけの女も美しい。

まだ全部脱いでないのに、私は彼女の背後から近寄り抱きしめた。
この状態では彼女の肉体に直接、触れることができない。
私は彼女を見つめながら、すでに自分で服を脱いで裸になっていた。

後ろから抱きつき、彼女の耳たぶを優しく舐めた。
「あぁ……素敵です」
「あなたも素敵ですよ」
「は、はい、もう少しです、お待ちください」

江梨子は私に抱かれながら、長襦袢の腰紐に手を掛けて引くと
はらりとそれが下に落ち、あとはそれを脱ぐと全裸になる。
私はゆっくりと彼女が羽織っている最後の長襦袢を脱がした。
後はレース模様のショーツだけだった。

それも脱ぐと、彼女の体で身にまとっているものは何もなかった。
「お待たせしました」
消えるような小さな声で彼女は私に背を向けている。

私と言う男の前で初めて裸になった彼女は、恥じらいの姿で立っていた。
着物ではあまりわからなかったが、その肉体は優しく白く美しかった。

首筋から背中、尻にかけての白い柔らかな線の流れは
女体の美しさを表していた。
私は後から彼女の胸を抱きしめていた。
(あぁ、嬉しいです……)
つぶやくような彼女の甘い声。

自然に私の左手が後ろ姿の彼女の乳房に触れている。
それは娘のトモミと違って柔らかく弾力のある感触だった。
指が乳首を揉むと彼女の息遣いが荒くなる。

まだ夕方にはなっていないが、
部屋の照明は淡く甘いムードを醸し出していた。

「こっちを向いてごらん、江梨子さん」
「はい」

雪のように白いその肉体は艶かしかった。
胸の前で豊かな乳房が揺れていた。
それは彼女の娘のトモミの若い乳房とは違って、しっとりと熟していた。

私は指でゆっくりと包み込むように乳房を揉んでいた。
それは、柔らかく温かい女の命だった。
江梨子は目を瞑っている。

「恥ずかしいです……」
「そうかい」
「はい」

はにかみながら少し江梨子は微笑んだ。
その顔は安心した女の顔だった。

彼女は少し雰囲気に慣れてきたのかもしれない。
「チークダンスをしたことはありますか」
「はい、若い頃に少しだけ」
「では……」



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