投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

禁じられた恋と性
【女性向け 官能小説】

禁じられた恋と性の最初へ 禁じられた恋と性 44 禁じられた恋と性 46 禁じられた恋と性の最後へ

禁じられた恋と性(7)-3

タクシーはまだ明るい街中を走って、ようやくラブホテルの前に着いた。
さすがに江梨子は緊張しているのか、顔を紅潮させている。
私が先にタクシーから降りて、江梨子の肩に手をかけたとき
彼女は小刻みに震えていた。

私は優しく彼女に声をかけた。
「大丈夫ですよ、江梨子さん。私に全て任せてください」
「はい……」

江梨子がタクシーから降りるとき、チラリと着物の裾が少しめくれた。
そこからのぞく白い足元が妙に色気を感じさせる。
着物の襟を少しだけ首から後ろへずらし、白い襟足が見える髪の生え際が
艶かしい。

その場所は、落ち着いた郊外にあり
あまり人に会うことはなく安心できたが、始めての江梨子は不安なのだろう。

江梨子は少し不安げな顔してその建物を見つめていた。
「さあ、着きましたよ、江梨子さん」
「はい」
「ここで、あなたが心から望まれる本当の女に……」
私は意味深に彼女に告げた。
その意味を彼女がどう解釈したのだろうか。

「あぁ、はい、どうかよろしくお願いします」
その会話は、通常ラブホテルの前で交わす言葉ではなかった。

心なしか彼女が興奮しているのが私にはわかった。
もうここまでくれば後は、今は着物を着て確認することができないが
その着物の下に隠れた豊満な肉体を楽しむことができるのだ。
次第に興奮してくる私だった。

私は、そっと彼女の肩を抱いてホテルの門を潜った。
煌びやかなその中で、各部屋の写真が写っているスデンドグラスから
落ち着いた部屋を私は選んだ。

私はわざと彼女に聞いた。
「こういうところに来た事はありますか?」
「いえ…」と言い、彼女は恥ずかしそうに小さく首を横に振った。
私は納得して彼女の手を握った。
6階あるホテルで、私の選んだ部屋は4階だった。

私達は降りてきたエレベーターに二人だけ乗った。
スルスルと上昇したとき、私は江梨子にキスをした。
「あん、ここでは……」
そう言いながらも江梨子は目を瞑っていた。

エレベーターは4階で止まった。
私は彼女の肩を抱いて降りた。

「おいで、江梨子さん」
「はい」
部屋に入ると私は彼女を抱いた。
私たちはようやく二人になれた。

単衣の着物を着ている彼女は人形のように美しかった。
淡い照明がついているその部屋は夜でもないのに甘いムードに包まれている。
キスをし、彼女の口の中に私は舌を差し込んだ。
(あん)と言う悩ましく彼女はため息をつく。

しばらくキスが続いた後に
「さあ、江梨子さん、着物を……」
「はい」

淡い水色の単衣の着物姿は彼女に似合っていた。
落ち着いた大人の女性と言う感じがする。
その姿は、今これからラブホテルで裸になって愛を交わす人には見えなかった。
着物姿の美しい女性からは、それが想像できない。

しかし、その着物を脱いだ時に彼女は初めて淫らな女に変わるのだ。
すでに彼女の娘を抱いている私は、その娘の淫乱な姿を知っている。
その母親ならば、同じ血を引き継ぐ女ならば間違いないと私は想像した。

これから、様々な私の性のテクニックを受けて成長した娘のように、
おそらく彼女も生まれ変わるはずだと私は確信した。




禁じられた恋と性の最初へ 禁じられた恋と性 44 禁じられた恋と性 46 禁じられた恋と性の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前