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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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フェロモン・クィーン-6

コーヒーを持ち応接室に戻る麻夜。商品部長が戻るまでまだ30分ある。気分はすっかりセックスモードに入ってしまった。しかしこのままセックスをしたら絶対に大きな声を出してしまう。何とか気持ちを抑え浜野の対面のソファに座ろうとした。
「隣来なよ。」
「え?うん。」
降ろしかけた腰を上げ浜野の隣に座る。

「やっぱ実際に職場での麻夜ってたまんないよ。俺、ずっとこの麻夜を見て思いを募らせて来たから余計だよ。」
「ずっと私の事好きだったの?」
「へへへ、あんないー女と付き合えたら最高だなーって。」
「もう、嬉しい♪」
麻夜は浜野に体を寄せる。同時に浜野は麻夜の胸を事務服の上から揉み始める。
「まさかここで麻夜とセックス出来る日が来るとは思わなかったよ。」
「もう…バレたらクビだよ…」
「クビになっても大丈夫だよ。俺の嫁になるんだから。」
「浜野くん…」
2人はキスをした。殆どキャバクラ状態である。が、気持ちが入った会話はキャバクラのキララとの時間を異常に軽く感じさせた。やはり心から愛する女との時間はキャバクラでの軽々しい時間とは比べ物にならないなと感じた。

そこへ商品部長から電話が来た。あと5分で戻るとの事だ。2人は着衣を直し気持ちを入れ替えて対面して座り商品部長の到着を待った。
「おー、浜野君、悪かったね。待たせちゃって!」
汗を拭きながら応接室に入って来た。
「いえ、こちらこそ急にすみませんでした。」
浜野らが挨拶していると麻夜はスッと席を立ち部長のコーヒーを淹れて戻って来た。
「森田君も悪かったね、仕事中断させて応対してもらって。」
「いいえ♪」
素敵な笑顔を振りまいた。

「お陰でゆっくりと色んな話ができましたよ、森田さんと♪」
浜野はそう言って笑った。
「君達、ずっと話してたのか??」
「はい。」
「そうかー。もしかして君達は気が合うんじゃないのか?」
いきなりの言葉に浜野と麻夜は目を合わせた後、同時に笑った。
「いやいや、君達はお似合いだと思うぞ?付き合ってみたらどうだ??」
2人はヒヤヒヤしながら平静を保っていた。
「いやー、あはは!」
「いや、笑い事じゃなくてさっ。森田君も浜野君も相手いないんだろ?」
「え、ま、まぁ…」
「じゃあいいじゃないか!そうだ、今から3人でメシ食いに行こう!それを機に付き合ってみたらいいじゃないか?」
「え、ええ…」
「じゃあ決まりだな!よし、森田君、今日はもう仕事終えていいぞ?今からメシ食いだ!ハハハ!」
部長は強引に物事を進め、3人で食事をしてすっかり仲人気分だった。食事をしながら部長のメンツを潰さぬよう、付き合ってない振りをするのが大変であった。食事を終え、帰り際に2人の肩を叩いて、
「この後は2人で自由に楽しめ!じゃあな!」
「お疲れ様でした!」
ホロ酔いの部長を見送る2人。タクシーが見えなくなると2人は顔を合わせて笑った。

「てかこれで堂々と付き合えるね。」
「うん。かえって良かったかも。部長公認ならもう隠す必要ないし♪」
「だね!」
今までどこかコソコソと付き合っていたような気持ちもあったが、これで堂々と付き合える事が嬉しかった。2人はいつも以上に体を寄せ合いながら浜野のアパートへと帰って行ったのであった。


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