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「発狂!PUNK野郎」
【エッセイ/詩 その他小説】

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「発狂!PUNK野郎」-1

無性にムシャクシャする。骨にかゆみが走っては、筋肉がじんじん熱をこもらせる。
今すぐにでも暴れ出してしまいそうな手足を抑え、俺はクールとシニカルを装う。指先強張らせ、間接かなり神経いく。
隠し切れない鋭くて冷たい殺意を募らせた瞳。固く結ぶ唇が震え出した時、俺は発狂しちまうんだ。真っ白な灰に燃え尽きるまで。


だから俺は怒鳴りながらPUNKを歌ってやる!
見苦しいもの、胸糞悪いもの、そんなの振り切って絶頂してやるんだ。愛用実は恋人のマイ・エレキギターで、たまんねぇ音と共に果てるんだよ。
このまま死んじまってもいいくらいだ…。



めちゃくちゃイラつく。吐き気と頭が熱くて体調最悪。吐き気と頭が熱くて体調最悪。
おかまいなしにぶっ壊したい。切り裂いて、粉々に砕いて、何が何だか分からないくらいにまで。
もう我慢の限界。歯ぎしり始めようと、歯肉がかゆくなっていく。雄叫び上げて、喉かれてでも暴れ来るってしまいたい。


だから俺は怒鳴りながらPUNKを歌ってやる!
破壊欲で頭を狂わしたポンコツになって、血飛沫代わりの汗を撒き散らそう。こうなりゃ、感電したって切れたコードに目をえぐられようと本望。
こいつと共に天国へ逝っちまいたいかも…。



だから俺はPUNKを歌う。
ずっとずっとPUNKを歌って。
ノンストップで歌う。



だから俺は怒鳴りながらPUNKを歌ってんだ!


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