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俺のM女調教日記
【SM 官能小説】

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俺のM女調教日記( 2 6 )-3

SMの調教には、一般的にはある程度の段取りと順序がある。

矢野崎は近くのテーブルの上に置いてあった道具を何やら手に取った。
彼の手には、女の口にあてがう丸いボールギャグと言う口枷だった。

「口を開けろ、冬美」
「はい」

官能の階段を昇りつめていた女は、一旦その感情を抑えられ、
彼女の主人である矢野崎を見ながら口を開けた。

その女の目が男を信頼しているのか、
あるいはこれから何をされるのかと言う恐怖なのか俺にはわからない。

「もっと大きく開けろ」
「はい、ご主人様」

美しい冬美が大きく口を開けた顔は、初めて見たときの美しい顔ではなかった。
それが妙に俺の加虐心を燃えさせていた。

穴の開いた赤いボール玉を口に咥えさせられて、
そのボールが落ちないようにボールに付随している細いベルトは冬美の頭の後で固定された。

大きく口を開けた冬美はこれでようやく調教される女のように変身していった。
息苦しいのか、息を吸い込みながら冬美の呼吸が少し妖しくなってくる。

赤い唇の横からは、涎が溢れ顎に垂れている。その顔は卑猥だった。

次に矢野崎が手に取ったものはバラ鞭だった、
それは全体が黒い色の皮でできており、手に握るにはちょうどいい長さであり、
先端には小さな短冊のような皮布が括り付けてある。
これで露出した女の肉体を叩き込み、苦痛を味わせるものなのだ。

この効果は期待するほどのものではないが、
バシリと言う乾いた音に対して心理的な効果がある。

俺もこれを使ったことがあるが、その叩く部位や、
強さ回数によって女に与える苦痛は変化するのだ。

前にも書いたが、桜庭が連れてきた少女の由紀にバラ鞭を使って調教をしたことがある、
そこに全てが書いてあるのでご覧いただきたい。

「しっかりと立っていろよ、冬美」
口枷のために満足に返事ができず冬美は頭で軽くうなずいた。

まず初めに、バラ鞭を持った矢野崎の振り上げた手は冬美の尻を叩いた。
ビシリとうい小気味の良い音がする。

(あう!)という声を発しながら冬美は顔をしかめた。

矢野崎が振り上げたバラ鞭は冬美の女の部分を責めた。

背中や乳房など……やがてその箇所がじわじわと赤くなってくる。
バラ鞭が冬美の白い肉体をピンク色に染め、そこに何筋かの痕が記録されていく。



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