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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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紅香語り-2


 
 催淫溶液ですが、海田くんが、白香お姉ちゃん調教の時期に、やめたほうがいいと勇気ある提言をしてくれていました。わたしたちはバストも充分にアップしたことですし、今後、あれは使わないように決めました。彼には感謝しています。わたしだけでなく、お姉ちゃんと桃香も。
 バストサイズのことですが‥‥。桃香はわたしに、Jカップどころか、
「白香お姉ちゃんみたいなKカップがいいんじゃない?」
なんてことも言ってきます。もし、もしもKカップともなれば――白香お姉ちゃんと同じく大台到達の、一〇〇センチとなります‥‥。
 その桃香は、漫画家になるという夢を実現すべく、描き方を本式に白香お姉ちゃんから習うことになりました。現実の厳しさを知るお姉ちゃんは、正直どうかと思っているとも思うのですが‥‥あのコの夢を壊さないよう、しかし建設的に、裸婦を描くといいと言い出しました。こういうところも、さすが、です。
「わたしをモデルに描いてみなさいよ」
と、ポーズをとって。これに桃香はとても喜び、
「白香お姉ちゃんも、わたしのハダカを描いていいよ!」
と言い出し、意気投合していました。
 わたしの、お花屋さんの夢のことですが‥‥。わたしは、真剣です。本気で、なりたいのです。
(で、でも、いまここで、このふたりに言うと‥‥)
 わたしはぎゅっと目をつぶり、あらためて言い出さないことにしました。
(下着姿で、じゃなければあのオープンブラで、売る練習をするといいよ、とか言い出してきて、また恥ずかしいことをやらされそう‥‥。あるいは全裸で、とか――)
 そう考え、自分が恥ずかしいおっぱい丸出しでアマリリスの花束を抱えている図が、脳裏に浮かんできてしまったのです。白香お姉ちゃんが腕組みしてわたしに注文をつけ、桃香は天使のようににこにこしながら、しかし目は好奇心で輝かせて、わたしのその羞恥きわまる花売り子姿に見入っている姿が‥‥。
(有り得るよ‥‥。ううー‥‥)
 有り得る、のです。いままでの展開を考えれば。十分、有り得る展開でしょう。普通の姉妹ならいざ知らず、わが蒲生三姉妹のことですから――ぶんぶんと頭を振って、そのいやらしい妄想を振り払おうとしているわたしを、お姉ちゃんと妹が、不思議そうに見つめていました‥‥。
 海田くんは、何か将来の夢はあるのでしょうか。いつか、聞いてみたいと思います‥‥。
 「ミルキーウェイ」ですが、あれは、片桐さんがテストしたがっていて、桃香に使わせたようです。片桐さんは平謝りでしたが、同時にテストが成功したことを喜んでいました。お姉ちゃんはそれを知って――というより途中で見抜いていたようで――怒ることはありませんでした。が、見返りに、今後も片桐さんとあの研究室から便宜をはかってもらうことにさせました。それほどいやではなかったようで、自分であれを使って、幸也くんを虜にしようか等と、またいろいろと画策しているようです。その幸也くんですが、すでにわが家に継続して資金を出してくれるつもりであることを、桃香を通して伝えてきました。
 「ミルキーウェイ」は、お姉ちゃんだけでなく、わたしや桃香にも、使う権利があります。自分の意志で、と。桃香は、正直言って、わかりません。相手は変態の片桐さんですが、趣向の問題として、桃香みたいな雰囲気のコには、それは望まないでしょう。むしろ、桃香が面白がって使うことのほうが姉として心配で、そのことはお姉ちゃんと話し合って、桃香に言い含めてあります。


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