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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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あなたは皆と‥‥。(9)-1

 しばらくして、紅香に呼ばれてその部屋に入ることになった。一歩足を踏み入れると、あなたはわが目を疑うことになった。
 彼女は、言ったとおり、あなたにはお馴染みの清蘭学院の制服姿だった。思えば、通学の電車内であなたがこの制服姿の彼女を見初みそめたからこそ、あなたは白香に選ばれ――まあすったもんだあったが(ありすぎたが)――現在の状況になったのだ。そう思うと、感慨があった。
 感慨はあった。が、これは予想の範囲内でもあった。人生において、意外な嬉しいことというものはそれほど無い――意外ないやなことや、嬉しいことに見せかけてくることは多くあっても――ということを、あなたは今回の件で学んでいた。そういう年頃であった。しかし、彼女はベッド上にいて(それもまあ、予想しないでもなかったが)体は向こう向きに、顔だけ振り返ってあなたを見ていた。
「海田くん、来て‥‥」
 色っぽい声と切なげな瞳で、彼女はあなたに、たどたどしく自分のポーズの説明をしてくれた。
「オッパイだけじゃ、物足りないかな、と思って‥‥」
 言われるまでもなく、彼女のメッセージは理解できた。たしか八八センチの紅香のヒップが、彼女が大きくまくり上げたグレー系のチェックのスカートから、見事な丸みを帯びて突き出されていたからだ。そして、可憐な純白パンティーが、ヒップから秘所へのほぼ垂直の谷間にぴっちりと貼りついていた。いや、食い込んでいた――これでもかとばかりにきつめに、キュウキュウとその清楚な白布は紅香の左右の尻肉の間に分け入るように食い込み、あなたを待ち受けていた。
 あなたは、基本的にはおっぱい星人である。
 が、そのあなたにとっても、これは嬉しいことだった。それと同時に、
(究極の選択、の場面なのかも‥‥)
と思わされた。おっぱいかお尻か、の。
(これがゲームなら‥‥)
と。
(ゲーム、か‥‥)
 あなたは、考え込んだ。
「海田くん――。わたしを‥‥」
 その姿勢のまま、あなたの紅香は、あなたを甘い声で誘ってくる。
「わたしを、好きにして、いいよ‥‥」
 その、いろいろな意味で不安定な姿勢で、紅香は頬やうなじを真っ赤に染めながらも、しかし、はっきりとあなたにそう告げたのだった。
 しかし――。
 あなたは思い出していた。昨夜のことではない。
(いや、それもあるが‥‥)
 たとえ昨日のあの惨劇がなくても、また白香に強要されなくても、桃香の裸身に萌えたあなたが――そしてまた、燃えてしまったあなたが、たしかにいたことを‥‥。
 また、その白香がうたた寝状態の際、その乳に悪戯しようとしたことや、彼女が調教期間中でなくても普段から黒下着を着けていると、かつて紅香から聞かされて興奮してしまったあなたも、確かにいたことも。
 だが、しかし――、
(おれは――おれには、紅香だけだ‥‥!)
と、あなたは心のなかで叫び、自分を取り戻そうと努めた。己の目移りを恥じようと‥‥。


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