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「親友の妻」
【熟女/人妻 官能小説】

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S恵美の弱み-2

「私の口座には数か月分の生活費しか入っていなかったのです。」
「それで会社の金を横領しようと思ったわけだ。」冷たく言い放つ。
「違うんです。すぐに返すつもりでいました。でも返す言い訳が無くて・・・・・・・・・・」
「そりゃそうでしょう。ちょっと借りていただけよ、で済む問題じゃない。」
「そうなの。それでそのまま三年たってしまったのよ。悪意はないわ。」
「恵美さん。それを横領って言うんです。いろいろ画策したから詐取とも言える。」
「大杉君。私がそんなことをする人間じゃないってことはご存知ですよね。」
「AAAの理事長はシアトル病院への振り込み控えは室長に渡したと言っているがそうなんですか?」
「ええ。確かに振り込んだという証拠に受け取りましたが怖くなってすぐに廃棄しました。」
「という事はその5000万円の行先を証明するものは何もないことになります。」
「だって間違いなくシアトル病院に振り込んだのだから問い合わせばわかることだわ。」
「病院には守秘義務があってそんなこと話すわけはないよ。」
そのあとは恵美さんにピッタリ密着し耳元で囁く。
「という事は恵美さんの口座に振り込まれた可能性もあるって事だよね。」
「なんて酷いことをおっしゃるの。私はそんな女じゃありません。」
「わかってますよ。。でもそう思う人がいてもおかしくないでしょ。
それに清廉潔白な田所部長いや専務や義父の松田社長は絶対に許さないでしょう。
離婚。婚姻関係終了(親子の縁を切る)は間違いないでしょう。」
「私にどうしろというのですか?」
「不正がバレた時、専務は何でもするっておっしゃったけど、恵美さんは許さなかった。
どうすればいいかは恵美さんが自分で考えてください。
このことは今のところ僕以外に誰も知らないことですから。」
目に涙をため悔しそうに唇をかみしめながら
「わかったわ。公表しないなら何でもするわ。」
「じゃ、まず僕に土下座して貰いましょうか。三年間散々僕を馬鹿にした事に詫びを入れて下さい。」
きっと睨みつけて「そんなことは出来ません。」すごい目力だ。
(私はたった一人の弁護士事務所と顧問契約を結んであげてる会社の重役よ。)と目が言っている。
「わかったよ。何でもするって言ったのは嘘だったんだ。」立ち上がって出口に向かう。
「ちょっと待って、分かったわよ。やればいいんでしょ。」睨みつけながら床に膝をつく。
「そんなに僕を睨みつけていたら仲間にはなれないよ。
恵美さんの不正を報告しないという事は僕も犯罪者の仲間になってしまうんだ。
犯罪の片棒を担ぐのは嫌だけど恵美さんの何でもするわって魅力的な言葉に負けたんだ。
仲良くやっていこうよ。まずリラックスするためにスーツの上着を脱いでここに座ってよ。」
座ったとたん抱きしめて唇を奪う。今まで従順だった男の粗暴な行為に驚き思わず突き飛ばす。
一旦ソファーから逃げ延びたがすぐにすごすごと戻ってくる。
二度目のキスには応じた。「恵美さん、舌を」の要求にも応じ激しいディープキスが続く。
恵美さんの呼吸が乱れ唇を外した時、携帯が鳴った。
「はい。直ちに伺います。第二応接室にお招きいたします。」そう言って携帯を切った。
大切な客が来社したようだ。社長からの直接の指示でそれが分かる。
楽しみは中断せざるを得なかったがはっきりとした手応えを掴んだ健太郎はそれで満足していた。


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