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「親友の妻」
【熟女/人妻 官能小説】

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A思い出-2

そして大学も松田と同じ一流校に入れた。
松田は工学部で僕は法学部だったが相変わらず一緒に行動していた。
松田のリードで大杉にも恋の花が少しづつ咲きはじめた。
松田の相手は相変わらず人妻が多く、彼女を安心させるため2対2での食事が多くなった。
同伴してきた人妻の一人と親しくなった。
遅まきながら童貞を卒業し性技も少しは上達した。
そして翌日は二人で成果を報告しあった。
卒業して彼は超一流のゼネコンに就職したが僕は小さな法律事務所に司法修習生として入所した。
三年後松田は父の会社に常務取締役として呼び戻された。
そして秘書室の恵美さんに一目惚れしてしまったのだ。
二人が結婚したのは25歳と22歳の時であった。
あれほど饒舌だった松田が恵美さんの事は一言も話さなかった。
だから結婚するって聞いたとき「恵美さんって誰?」と聞いたくらいだ。
それだけ彼女を大切にし本気で愛していたのだろう。
結婚してからも新居を頻繁に訊ねた。
僕には松田のいない生活が寂しくて堪らなかったからだ。
それから1年ほど経った頃、麻沙美に出会った。
この19歳の可愛いダンスインストラクターに夢中になった。
松田の家を訪ねる時はいつも連れて行った。
麻沙美は松田の妻恵美さんに心服し色んな事を相談しているようだった。
「麻沙美。誕生日プレゼントは何が欲しい?」と聞いたとき
「恵美さんが履いていたデニムのパンツが欲しいわ。」と即座に答えた。
僕が松田を追いかけたように麻沙美も恵美さんを目標にしていた。
そして麻沙美が21歳になったころ僕の部屋に住むようになった。
父が残してくれた3LDKのマンションだ。
父が死んだ後母は姉の家に引き取られ孫たちの面倒を見ている。
キャリアウーマンの姉にとっても母は必要だったようだ。
結婚するため司法試験の勉強を始めた。生活は麻沙美に頼った。
高校の時、アメリカのヒップホップ世界大会で優勝したのが
金看板になり麻沙美の子供教室には生徒が溢れていた。
だからそれなりの収入もあり健太郎の生活を支えた。
予備試験はすでに合格していたから1年で司法試験に合格した。
そしてさらに1年後やっと弁護士として働き始めたのを機に結婚したのだ。


松田が結婚した直後だけは自宅訪問は控え、松田建設の常務室を訪ねていた。
ある日2軒のビルの写真を見せられ「どちらも30年前に当社で建てたものだ。
しかし1軒の老朽化が激しいのだ。そしてこれがその当時の工事現場の写真だ。
違いが分かるか?」「うん。こちらの現場写真はみんな笑顔で生き生きしてる。」
「そうだよく気付いたな。もう一方の業者はすでに倒産してもうないよ。
だから今は工事現場の写真を毎日撮ることを義務付けこの忘備録に記入しているんだ。」
現場写真から覇気が感じられないときは松田自ら現場に赴き意気を高めているそうだ。
理科系らしい理詰めの方針だと感心させられた。


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