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ピンクモアール 〜魅惑のフェロモン
【OL/お姉さん 官能小説】

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南雲麗華-13

「では大変短い間でしたが、皆様には良くしていただいて誠にありがとうございました。」
浜野が福岡支社を離れる日が来た。福岡支社分に用意したピンクモアールの予約分は全て注文が取れ、加えて浜野が追加依頼した分も全て売り先が決まった。あとは商品が入荷するのを待つだけだ。これで福岡支社の業績は一気に上がる事になる。

浜野はスタッフらを見渡す。女性だけの支社でお洒落な服を来て華やかな雰囲気だ。しかし目の前にいる全員の淫な部分を見た浜野。今でも目を凝らせばそれぞれの裸が透けて見えそうな気がする。

「ピンクモアールの後、改良版のピンクモアール2を現在開発しているところです。発売にこぎつけたら、真っ先に福岡支社に持って来ますから、それまではピンクモアールをしっかりと売って下さい。頼みましたよ?」
「ハイ!」
全員が浜野を見つめながら明るい笑顔で答えた。浜野はフェロモン効果が消え、微妙な雰囲気になるのが嫌だったため、密かに事務所中にフェロモン成分を撒き散らしていたのであった。その為スタッフらは全員浜野に対してムラムラする気持ちを抱いている状態であった。麗華はフェロモン中毒手前状態で来ている為、ずっと浜野にべったりしている。

「本当にありがとう、浜野さん。出来る事ならずっと福岡支社にいて欲しいな…。離れたくない…」
腕を掴み駄々をこねる仕草を見せる麗華。
「もう俺がいなくても大丈夫ですよ。南雲部長が新しい福岡支社を作ってくれますから、皆さんこの福岡支社を盛り上げて行きましょうね!」
「ハイ!」
いい雰囲気だ。来たばかりの時のギスギスした空気は消え去ってしまったようだ。これからは鬼奴部長ではなく、みんなの頼れるお姉さんとして麗華はこの福岡支社を引っ張って行ってくれるだろう、そう確信した。

浜野は少し未練を残しながらも彩香の運転する車で福岡空港まで向かって行くのであった。

「ああん…離れたくなぁい…」
ベッドの上で彩香が浜野に甘える。空港に向かう途中、我慢できなくなった彩香は勝手に道を変えラブホテルに入り浜野の体を求めたのであった。
「また来るから、それまで待ってろよ。」
「はい…」
ようやく諦めた彩香はそれから空港に浜野を送って行ったのであった。

「バイバイ、福岡淫乱女子達♪楽しませて貰ったよ。」
濃厚な1週間を思い返すとすぐに勃起してしまった。

飛行機が飛び立ちすこし経った頃、
「お飲み物はいかがですか?」
CAが浜野に聞いてきた。顔を上げる浜野。
(ち、超美人じゃん!!)
気品溢れる容姿に心臓が止まりそうな程の美人であった。
(…)
浜野はポケットの中でフェロモン成分を噴射させたのであった。


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