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俺は他人棒
【熟女/人妻 官能小説】

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不破乃里子(32)-1

「悪いんだけど、当分は会えないよ」
 片山未来を突き放すつもりで、俺は言った。
 本当にしばらくは顔すら見ないつもりでいた。

 そうはいかなかったのだが──。

 これは、その「絶縁中」期間、他の女をゲットした際の話だ。


 現場仕事してる女子に萌えるのは俺だけじゃないだろう。
 野暮ったいナッパ服姿で工具片手に汗を流しているのが、ルックスのいい三十路人妻ときたら股間が疼いて仕方ない俺である。
 派遣の仕事でイベント会場の設営などに入ることがある俺は、そんな「現場系人妻」とお近づきになる機会を得た。
 パネルを組んだり、装飾などをいじったりする軽作業は、手先がそこそこ器用な俺にとって稼ぎにもなるしそれ以前に楽しい。
 基本的に男だらけのむさ苦しい環境だが、そこに人妻とはいえ女の匂いが加われば、文句なしの極楽空間が出来上がる。

 その人妻は、不破乃里子といって、三十二歳の熟れかけ童顔ワイフだ。
 あどけない顔立ちのくせに肉感的。現場にはいつもクロスバイクで乗りつけてくるアクティブな女性で、適度に引き締まっていそうな足腰がアソコの名器ぶりを想起させる。
 設営仕事の必需品であるインパクトドライバーやその他工具類などをリュックサックに詰め込み、自転車をこいできているのだから、現場で動き回る以前から汗びっしょりだろう。
 さらに身体を使って作業を終えた頃には、むんむんと雌のフェロモン満載の汗が乃里子の肌を濡らしている。
 Tシャツのブラ透けなんかは当たり前だが、それすら大して気にすることもなく晒しているあたり、さばさばした男勝り気質を窺わせる。ますます俺のタイプである。


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