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prank call
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2-4







「しっかし、相変わらず殺風景な部屋だなー」


整然としているが、どこか寒々しい部屋をグルリと見渡しながら俺は言った。


モノトーンで統一されたみかげのマンションは、余計なモノを一切置かない部屋。


部屋で存在を主張するのはテレビと、高そうなオーディオ、デスクにパソコンくらいか。


ベッドやチェストだって、余計な装飾がついてない極めてシンプルなものばかり。


そんな無機質な家具ばかりのせいか、ワンルームのマンションなのにやけに広々としている。


俺のアパートも6畳だけど、どうすればこんなに生活感のない部屋を作られるのだろうか。


不意打ちで訪問しても平然としているみかげは、プライベートも疚しい所なんて一つもないのだろう。


一見平凡な大学生の風貌のクセして、陰ではイタズラ電話を掛けてくる女とのテレフォンセックスにハマっている俺とはえらい違いだな、なんて一人バツの悪い思いをしていた。


後から部屋に入ってきたみかげは、


「雅也、あたしちょっと宅配ボックスに荷物取りに行ってくる」


と、手に持っていた不在票らしき紙をヒラヒラさせた。


俺のアパートとは違って、みかげのマンションには1階の玄関脇に宅配ボックスが備え付けられているのだ。


こんなロックなナリをしているが、オートロックのマンションで優雅な一人暮らしをするみかげは、結構育ちがいい。


「おー、んじゃ先に吉川のデモ聴いてるわ。コンポの中?」


「うん」


今時のオーディオでコンポを使ってるなんて、古いタイプと思われがちだが、俺たちみたいなバンドマンは、音質重視の為、こちらの方が重宝される。


特にみかげのコンポはかなり高いものなので、その音質は確かなものである。


玄関からみかげが出て行くのを見送ってから、俺はスチールラックに収められたコンポの前に向かった。







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