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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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白香語り(8)-4

「いや、それが、弱いんだ。やっぱり、出力の問題でね。音は静かにできたんだけど‥‥。催眠のほうは同じく一度でできるだろうが、エッチにさせるほうの効きが、弱い。だから、オプションとして、あの催淫溶液の使用が必須になる‥‥。このふたつを組み合わせれば、ここのこの装置と、同程度の効果は得られるはずだ」
 話をしっかり飲み込もうとわたしがゆっくりうなずくと、思うところがあるのか、遠い目をして片桐氏は続けた。
「――元はと言えば、あの溶液のほうが先なんだよね、開発は」
 その部分に興味はなかったが、片桐さんが話したがっているようなので、聞いてあげることにした。こういう地味な苦労も、妹たちは知らないだろう。話し出す彼を前に、わたしは、当面の間バイトは続けることに決めたのだった。
 ――催眠溶液。それをわたしが初めて知ったのは、最初に海田くんに接触コンタクトしたあの日だ。『SHARKNADO』で彼と別れたわたしは、その足で研究室へと向かったのだった。例の盗聴器を受け取るためだったが、そこで瓶入りの溶液を見せられたのだった。
「ローションのような、塗ると肌が敏感になる特殊な催淫溶液さ。これを継続して用いて、女体を調教してゆくわけだ‥‥」
 常識的に考えれば異様な話だが、片桐氏はあくまで普通に話す。だからわたしも、調子を合わせて普通に聞くことにした。好奇心は、かなり騒いだ。が、
「えええっ! なんですかっ? それっ?」
なんて大袈裟に騒ぐよりも、そのほうが自分にとって益がある話だと直感できたからだ。そういう類の重要な話を素早く見抜くことに、わたしは長けていた。
 片桐氏だけにあまりあれこれ尋ねるのも怪しまれるかと思い、時間を置いて、研究室の別のスタッフに、さらに聞いてみた。――条件によって差はあるが、塗られた被体は、その部分の肌にちょっと触れられるだけで敏感に感じてしまうほど、性感が高まるという‥‥。時間が経てば効果は消えるので安全面での問題はなく、また、化粧品を模した瓶に入れた状態の試作品が、もうすぐ出来上がるということだった。
(それを、使わせてもらって、あのコたちのおっぱいに、塗ってみようかしら‥‥)
 そのときわたしは、妹たちを思い浮かべ、不埒な考えを抱いたのだった。
(わたしのコントロール下に置くために。――まず、紅香。そして桃香‥‥。ふたりともおっぱい出させて、天井から吊るして‥‥)
(紅香はあの性格だから、桃香から先に塗るとわたしが言っても、まずわたしでやって、と言い出すでしょうね‥‥。まったく、あのコも本当に、誰に似たのかしら、あのお人好しさは‥‥)
(――紅香、あなたの優しさは、お姉ちゃん認めるよ。でも、桃香は、素直にそうしてもらいたがるんじゃないかな。で、やっぱり、わたしはあのコへの懲罰として、桃香のおっぱいに催淫溶液を塗る。桃香は泣きながら感じちゃって、それを見た紅香も泣いて、ちょっと愁嘆場になっちゃうかな‥‥。美少女ふたりが吊るされて、巨乳をぶるぶるさせてアンアン感じてる図は、絵にはなるけれど、涙はやっぱり興醒めかな。オトコはどうなんだろ‥‥)
(紅香、優しさはね、ときとして仇になるのよ。それをお姉ちゃんが、文字どおりカラダで覚えさせてあげる‥‥。――そして桃香、あんたは世の中をなめすぎよ。世間の厳しさを、お姉ちゃんがよーく勉強させてあげる。これも、文字どおりカラダでね‥‥。いや、おっぱいで、かな‥‥)
 わたしは、くすくすと笑ったのだった。そのとき、妹たちの調教のアイデアが次から次へと湧いてきて、興奮してきてしまった。


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