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教え子の子を産んで
【教師 官能小説】

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教え子の子を産んで-4

≪衝動的な行動≫

「以上で保護者会を終わらせて頂きます」

6月上旬、中間テストの成績を踏まえた進路説明を主とした会議は何とか終りましたが、私は精神的なゆとりが無くなっていました。

職員室に戻っても、落ち着かなく、苛立っていました。その時です。

「小林先生、分からないところがあるので、教えてくれますか?」

教科書を持った薫君がいつものように入ってきました。

「35ページの因数分解ですが」と、彼は教科書を広げましたが、私は「忙しいんだから、明日にしてよ!」とヒステリックに叫んでしまいました。

職員室中の視線が一斉に私たちに集まりました。

ハッと我に返った私は、ビックリしてその場に立ちつくしていた薫君の手を引いて職員室の外に出ました。

部活を終えた生徒たちが「さようなら」と挨拶して次々に帰っていきます。

「こっちよ」

私は彼と面談室に入ると、鍵を掛けました。そして、キス、キス、キス…彼の唇を奪い、そのまま机の上に押し倒しました。

もう、これは衝動的としか言い様がありません。

最初、彼は戸惑っていましたが、少しすると、彼も吸い返してきました。

「ご、ごめんなさい」

暫くして、気持ちが落ち着いた私は謝りましたが、彼は「僕、先生が好きだから」と顔を赤らめていました。

結局、10分、いや、20分くらいでしょう。その間、彼とずっと口付けをしていました。

それからは、「教えてくれますか?」が合図になりました。

放課後、彼が教科書を持って職員室に来ると、私も教科書を持って席を立ちます。そして、二人で面談室に入りますが、勿論、教科書なんか使いません。

鍵を掛けて、抱き合って唇を吸い合う。それだけです。

「先生、大好きです」

薫君はそれで満足していましたが、私はそうではありません。鎮まっていた性欲が暴れはじめ、心と体が次を求めていました。

でも、校内で出来ることは口付けまでです。


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