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人形たちの話
【教師 官能小説】

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全ての岐路-4

 頷くと、先生の胸を揉むためにスーツを脱がし、ブラウスに手をかける。ブラをずらし、乳房に吸い付いた。もう片方の乳首は指でころころと転がす。どんどんと硬く尖っていくのが舌先と指先でわかった。
 先生の方も僕のシャツをまくり上げ、僕の乳首を弄る。
「せ、先生、それダメ……!」
「ふふ、深町君ったら……乳首で感じるなんて、女の子みたい」
 先ほどの反抗心への仕返しなのだろうか、わざと僕が怒るようなことを言ってくる。
「僕だって、男です」
「そう、じゃあ、挿入れて……!」
「で、でもゴムが」
 ゴムを嵌めるのは絶対だった。先生がそう教えたからだ。
「ああ、そうね。持ってないわよね……ピル飲んでるから、本当は中で出してもいいんだけど」
 悪戯っぽく笑う。ピルを飲んでるなんて知らなかった。
「性教育は大事にしないとね」
「で、でもないなら……」
「――いいこと思いついた」
 この笑みは、確実に悪いことだった。
 いったん、足の方に身体をずらすと「い、痛い゛!!?」何かで僕の陰茎の根元を縛り上げてきた。
 ぎゅ、ぎゅうう……!
「ふふ、ゴムはゴムでもヘアゴムよ。でもこういう使い方も出来るのよ」
「あ、あ……! 先生、これじゃ」
 ――射精できない!
「じゃあ、挿入れるわよ」
「ま、待って、先生!」
 ズブ、ズブブブブ……
 先生の中は歓喜に沸いたように口を開き、僕のを呑み込んでいく。いつもよりも感度が高まっているのか、先生は僕の方に顔を埋めて「ふ、ふうん……!」声を殺している。
 僕も自分の腕を噛んで、声を殺す。でもいつもより締め付けの強い先生の中は、初めて直接触れ合ったこともあって、一気に射精しそうになる。
「うあ、先生、出ます……! あ、あ、あ、!」
 ぎゅる、ぎゅるるるる!
 イッて外に放出するはずの精子が、外に出ない。イッたのに、イケない。
「せんせい、せんせい、く、くるっちゃう、くるっちゃうよう!」
 でも先生は、そんな僕をせせら笑いながら見ていた。
「すっごくいい、その表情……!」
「あぐぅううううう!!」
 壊れる!
 壊れちゃうよう!
 先生はさらにその状態からピストンをはじめて、また射精感が僕を襲う。
 僕の身体はもう制御が利かず、勝手に暴れだしていた。その状態がすごくいいらしく、先生は突き上げる僕の腰に乗ったまま大きく腰をグラインドさせる。グネグネと襞という襞が僕のものを包み込み、射精を促す。
「ねえ、出したい? 私の中で出したい?」
「ああ、出したいです! 先生の中で出したいです!!」
「ふふ、今日は特別よ……!」
 いつの間に持っていたのか、先生はハサミでヘアゴムを切った。
「あ、あああああああ!!」
 ドビュ、ドビュルルル ビュルルルルルル!
 いつもより長い射精感に、頭が真っ白になる、という経験を本当にした。三回分の射精を一度にしたせいで、尿道が焼け付くかのように熱い。
「ん、濃いのがぶつかってくるぅ……!」
 先生はそのすべてを膣内で受け止めて、また絶頂に至った。深く高い絶頂は先生からも相当のエネルギーを放出させたようで、それを全身で感じ取っていく――。



「どうだった? 初めての生の中出しは」
 先生は自分の服を整える。激しい情事の後で太ももからは精液と愛液がこぼれているけど、スカートがひざ丈まであるので何とか誤魔化せそうだ。
「……わがまま言って、すみません」
「いいのよ。こっちも気持ちよかったし」
 今日はもう帰りましょうと言うと、先生は僕についてきた。
「あれ、仕事は?」
「家に持って帰るわ。まさか、さっきので満足してないでしょう?」
 暗に家に来いと、そう言っていた。
「今夜は徹夜ね……」
 ふう、と耳に息を吹きかける。僕は真っ赤になって、先生に付いて行った。



「ハハ、いいモノが撮れたぜ!」
 ハメ撮りとしても最高なのに、まさかあの堅物教師と深町だとは思わなかった。
「古谷さんに見せて、どう使うか相談だな」
 下品に美術室の行為を撮った生徒は嗤うと、二人に見つからないように急いで校門を出ていった。



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