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川村未来14歳のセックスマシン的日常とそれを見守る私
【学園物 官能小説】

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裏DVDの裏取引-2

朝がやって来た。 和夫はすでにキッチンでミク達の朝食の用意をしていた。トマトとレタスのサラダとドレッシングをダイニングテーブルに置いた。あとはミク達が起きてくるのを見計らってベーコンエッグと食パンを焼くだけだ。本来なら客人が来ているのだから、もう少し手の込んだものを出してやりたかったのだが、昨日の疲れのせいか寝過ぎてしまったのだった。

和夫は昨日、兄の高田からの指示で、同じマンションに住む岸元ユイカの所に出入りする男達の素性を探る為、昼の内に変装道具やらを買い揃えレンタカーを手配し、かつらを装着して窓やベランダから双眼鏡でマンション入口を監視した。

午後4時頃に見かけない車両がマンションの地下駐車場に入って来た。すぐに地下へ降りて確認すると、過日、和夫と兄の高田とミクの3人で帰って来た時、エレベーター前ですれ違った男の内の一人のようだった。男がエレベーターに乗った後、和夫は男の車をデジカメで記録した。

和夫が部屋に戻るためエレベーター前に行くと、男の乗ったエレベーターはユイカの住む階で止まっている。(間違いないわ!あの時の連中の中の一人だわ。)確信を深めながら和夫は部屋に戻り再び着替えだした。さっき男に自分の姿を覚えられていた場合の用心だ。

その後、和夫はレンタカーの中で待機し、小一時間後に戻って来た男の車を尾行したのだった。途中その車を見失いそうになる場面もあったが、何とかバレることなく
尾行に成功したのだった。しかし、にわか探偵の不慣れと緊張でクタクタになって帰宅し、ミク達の帰りを目をこすりこすり待っていた具合だったのだ。

和夫が取り皿やフォーク、ティーカップなどを並べながら昨日の出来事を反芻していると、ミクの部屋から物音と話し声が聞こえてきた。(そろそろ起きてくるようね)
和夫はベーコンエッグを焼き始めた。キッチンにベーコンの芳ばしい香りが立ち込める。その匂いに引き寄せられたかのように間も無くミクとマリエが部屋から出てきた。

「お早うございます!」快活に朝の挨拶をするマリエ。普段は寝間着で起きてくるミクも今朝は身支度を整えていた。

「お早う。よく眠れたかしら? 朝ごはん用意しといたわよ。」オーブントースターの中で焼かれているパンの匂いも漂ってきた。 「有り難うございます。朝ごはんまで。」 「簡単なものばかりだけど召し上がって!」和夫にすすめられマリエが席に座った。ミクが焼きあがったパンを出してマリエの皿に取り分け、オリーブオイルと岩塩をテーブルに置いた。そして和夫が焼きたてのベーコンエッグを各自の前に置いた。

「さあ食べましょ!」和夫がトマトとレタスのサラダをマリエとミクに取り分けながら言った。 「はいっ!いただきます」マリエがサラダを食べると「あっ!ドレッシングすごく美味しい。」 「和にぃの手作りなんです。」ミクが言った。和夫は自信満面の表情だ。

「あとねマリエちゃん!これは我が家流のパンの食べ方なんだけどね、、」と言ってパンにオリーブオイルをかけスプーンで全体に伸ばし岩塩をふりかけた。「このまま食べても美味しいわ。あとはクリームチーズを塗ったり玉子の黄身を付けてもいいわ」

マリエは和夫が言った通り真似てみた。「あっ美味しい! 今度は黄身を付けてぇ、、おーいしーっ!すごい新発見!」それを聞いて和夫は得意げに「ねっ。いいでしょ?」 

その時、和夫の携帯のメール着信音が鳴った。高田邦一からの連絡だった。 

楽しげに朝食をとっているマリエとミクは気づいていないが、高田からのメールの内容は、二人の少女にとっても関係する重大な事だった。和夫は二人に悟られないよう努めながらも、その表情は自然に曇りがちになっていった。


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