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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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新体制-8

「ふつーに考えてさぁ、やっば高島謙也が一番あやしいよねー。」
カツにガブっと食いつきながら華英が言った。
「そだねー。」
たまたまなのか、ふざけているのか分からないが全員が声を揃えてそう頷いた。
「高島謙也からの繋がりで考えれば息子も怪しいよね。子の不祥事を親が封じ込もうとして圧力かける…、ありがちな話だよねー。」
「でもさー、そう圧力かけるって事は自分が怪しいですって言ってるようなもんじゃん??わざわざそんな事するかなー。もしかしたら高島謙也も誰かに指示されて圧力かけて来たって事も考えられるよねー。」
「確かに。それも洗ってみる必要あるわね。」
箸を置き、代わりにペンを手に取りノートに記す。

「ところで高島謙也と広徳親子の関係ってどーなんだろ。」
「この間話を聞いただけでは仲がいいのか悪いのか分からないよねー。親の政治方針が自分と合わないからって言っても仲が悪いとは限らないしね。意見をぶつけ合う親子ほど仲がいいのかも知れないし。謙也に真っ向から意見する人間なんていないだろうし、本音でぶつかってくる息子こそ信用出来るって事もあるんじゃないかな。」
「だね。親子関係についても調べる必要あるわね。」
「ところでさー、謙也の奥さんとか広徳に兄弟がいるとか調べたっけ??」
「そー言えばまだ調べてないわね。それも調べなきゃね。」
若菜のノートには次々と文字が書かれて行った。

「それにしても広徳、イケメンよねー。あれじゃあモテるわよね。」
若菜が涎を拭くような仕草を見せて戯ける。
「上原さん、あーゆーのがタイプなんですか?」
マギーが白い目で見る。
「イケメンにタイプもクソもないわよ♪それにあーゆー大人に対して物怖じしない子、好きなのよねー。可愛くって♪」
「私は嫌だなー。自分にかかったらどんな女もオチるって思ってそうな男って。」
「分かんないよー?マギーも2人きりになったら1分でオチちゃうかも知れないよ〜?気づいたらキスしてたとか!」
「ナイナイ!私は慎重派だから。」
「そんなにイケメンなの?一回見てみたいなぁ♪」
「結衣ちゃんはダメっ!また騙されるからっ。」
「!?わ、私、もうそうは簡単には騙されないもんっ!!」
「どうだかねー??」
みんなの冷やかしの目に頬を膨らませる結衣。
「でもまぁ私には今好きなひとがいるしぃ♪」
結衣が言っているのさガルモのヒロトのことだとみんな勘付く。
(風俗の男に恋してる時点で騙されてるよ…)
マギーはそう思ったが、あまりに可哀想なので言わなかった。

「あー、それヒロト!?ダメだよ、ヒロトは私のモノなんだから!」
「いつから華英ちゃんのモノになったのよっ!?私のモノよ!?」
「私のっ!」
「私のっ!」
華英と結衣の火花に他の3人はどちらにも憐れみの眼差しを向けていた。さすがにノートに書く若菜の手が止まっていた。

「まーまー、愛するヒロト君だって、もしかしたら事件に関わってるかも知れないよ??」
マギーがそう言うと、メラメラと燃えたぎる目がマギーに向けられた。
「あり得ない!!」
2人のあまりの迫力にマギーは恐怖すら感じた。
「ご、ゴメンナサイ…」
肩を窄めて怯えるマギーが可笑しく感じる。ガルモにハマって行きそうな2人を若菜は心配になってしまった。若菜に宥められ緊迫した空気は一先ず落ち着いたのであった。


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