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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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あなたは紅香と‥‥。(2)-2

 いや、白シャツをぐっと、いや、ぐぐうっと持ちあげているそのおっぱいは、厳密には、乗っては――接しては、いなかった。だが、そのカウンターの上に描かれた、ふくよかというにはあまりにも罪深いその大きなふくらみは、あなたに、彼女の姉との出会いを思い起こさせたのだ。あのカフェで、あなたを誘うように、にりにり、にりにり、にりにりにり――と揺れ動いていた、あの蒲生白香の爆乳おっぱいを‥‥。
 そしてその気づきはすぐに、あなたが封印しようとした目の前の紅香の、調教の際のさまを、あなたに思い起こさせた。これでもかとあなたの前で揺れていた、Hカップの乳房おっぱいを。
 その巨乳おっぱいを摘み、揉んだときの感触を、あなたは掌にいまはっきりと再感していた。が――。
(あ! ――い、いかん‥‥)
 紅香がこちらを振り向く気配がしたので、あなたは、慌てて再びスマホに目を落とした。それで、彼女を避けるような、少しねじるような不自然な体勢になってしまった。
(うう‥‥。この格好を、深く追求しないでくれ‥‥)
 あなたは緊張しながら、意識的に彼女のほうを見ないように努めた。が、しばしの無言の間の後、彼女が、
「へえー、ゲームやってるんだ」
と、あなたがスマホのゲームを隠したがっていると思ったのか、それとも不自然な姿勢そのものに頓着していないのか、含みのない優しい声で普通に言ってきたので、自然な風を装ってまた隣の彼女を見ることができたのだった。
「あんまりゲームばっかりやってちゃだめだよ‥‥」
 蒲生紅香は、まるで優しいあかりのような笑顔を見せて、そうあなたを諭した。ほっとしたあなたは、自分の心にもぽっと灯がともったような気持ちになったのだった。
 そこへ、ラーメンが運ばれてきた。紅香が店のポスターの若手芸人の面白さを語り出したので、あなたはいちおう聞いてから、今度は自分のゲームの面白さを力説することにした。――ただし、いまやっているゲームではなく、恥ずかしいタイトルのギャルゲでもなく、少し前までやっていた無難なRPGロールプレイングゲームについて。
 しかし、途中から、彼女が上の空になっていることに気がついた。あなたも言葉少なになってゆき、悄然としていると、彼女は、
「ご、ごめんなさい‥‥。ちょっとその、さっき海田くんが言った名前が気になっちゃって‥‥」
と、はにかんだ笑顔で謝罪した。
 名前とは、この場合、いま話したあのRPGの――。
(――あれのキャラで、俺が言ったのは‥‥)
 あなたは頭をめぐらせた。好きなことなので昂揚してしゃべっており、また主人公でも中核キャラでもなかったので、そのキャラに思い至るにはやや時間を要した。
(ここは、一発で当てなきゃな‥‥)
 そんな思いに取りつかれてもいた。
「えーと、MOMO?」
 しばしの後、あなたがはきはきと言うと、彼女は、そう、とだけ答えた。やった、と思う間もなく、あなたは気がついた‥‥。
(あのか‥‥)


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