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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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あなたは紅香と‥‥。(2)-1

「株主優待券を持ってるから、ただで食べられるの。いちばん安い普通のラーメンなら、だけど」
 その店の前まで来て、紅香は言った。そこは、全国規模のチェーンの、ややグルメ指向のラーメン店だった。この店自体は初めてだったが、あなたの家から通学路とは反対方向へ行ったところで、同じ看板を見たことがあった。東清田の駅の付近にも、この看板があった気がする。そういえばテレビで見たことがあったし、ネット上でも名前を見た。
 初めて入る店だが、少なくとも『SHARKNADO』よりは入りやすそうな気がした。紅香とあなたは、さほど広くない店内に入り、自販機でチケットを買い、カウンターに並んで座った。店内には、お洒落な音楽と「ランキング」という文句が混じるチェーンの宣伝とが、交互に流れていた。丸い時計が、時を刻んでいた。
 と、ここであなたは、この場と関係のない、あることを思い出した。あなたはスマホでゲームをしていたのだが、ちょうどその自動式の対人対戦が終了する時刻だったのだ。あなたはスマホを取り出して操作しながら、
「紅香、この店の株主――その、ゆーたい券を、どうして持ってるんだよ?」
と聞いた。野暮かもしれないと思いつつ‥‥。紅香がなぜか、少し顔を歪めるようにしたので、聞かなきゃよかったと思ったが。
 紅香はそんなあなたを見て、表情をあらためて言った。
「うーん、と‥‥。お姉ちゃんのつてなの。お姉ちゃんが関わっている‥‥場所があって、その基盤もとになっている会社――グループ――が、このフランチャイズの‥‥えーと、オーナーなの」
 あなたはスマホに目を落とした。「オーナー」はまあわかったが、「フランチャイズ」という用語は理解できず、気まずかったのだ。また、なぜ紅香がそんな言葉を知っているのかも疑問に思えたが、
(きっと、いろいろ事情があるんだろう‥‥)
と捉えることにした。そんな嘘をつく必要があるとは思えなかったから紅香の話は嘘ではないだろうと思えたし、少なくとも自分が深く突っ込む話ではないだろうと考えたからだ。
 あなたがしていたスマホゲームは、女の子キャラが主体だが、十八禁ではないゲームだった。キャラクターデザインが気に入っていた。あなたはさらに、これのエロ方面へのグレードアップ版というか、かなり恥ずかしいタイトルのギャルゲ(ギャルゲーム)も、プレイしたことがあった。ブルマと体操服を初めとする、様々なエッチな衣装の爆乳少女たちが、きわどい格好で乱舞するゲームだった。
 あなたはすでに、紅香の裸体を視姦し、身体検査し、そのおっぱいを揉みしだき、さらには舐め、吸いまでした立場だが、やっぱりそういう部分を知られたくは、なかった。
ゲームの状況を確認して顔をあげると、左隣で、蒲生紅香は向こうを向いて座っていた。やはり「ランキング」という文字が躍る新製品のポスター上に若手芸人らしいコンビがおり、あなたはよく知らなかったのだが、どうやら彼女は知っているらしかった。
 あなたはそのことよりも、彼女の前のカウンターの辺りが気になってしょうがなかった。なぜなら、乗っていたのだ。あなたと彼女がつく少し高めのカウンターに、横からでもはっきり見てとれる、彼女・蒲生紅香の巨乳おっぱいが。


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