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真夜中の激戦
【コメディ その他小説】

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真夜中の激戦-1

真夜中...突然目が覚めた。オレは部屋の電気をつけ自分の体を見て驚いた!!!
体じゅうに赤いできものができてる。それにとてつもなく...かゆい。

「こ...これは一体!!!」

そう言った時、オレの耳に聞いたことのある音が入ってきた。

「プゥーン...プゥーン」

この音は!!!...間違いない!!!蚊だ!!!

バカな!!!...一体どこから入ったんだ!!!窓は閉まってるし...いや駄目だ!!!そんなこと考えてる場合じゃない。

周りを見渡してみるが蚊の姿はない。

「くそ!!!なんて賢い奴だ!!!暗闇からしか攻撃して来ないわけか」

いや待てよ、暗闇にして近づいてきたところを仕留める...そうしよう。オレは電気を消した。

「プゥーン」
「今だ!!!」
オレはすぐに電気をつけ、蚊を探した...いない?
馬鹿な!!!あの一瞬でこの狭い部屋に隠れたというのか!!!

間違いねぇ...この蚊...そんじゃそこらの蚊じゃねーぜ。オレは心を静め、冷静に戦法を考えた。

蚊取り線香...そうか!その手があったか!!!ダンボール箱の中にある蚊取り線香を取り出し、火をつけようとした.....が何かがオレの手を止めた。

「お前、いいのかよ。このまま蚊に負けっぱなしでよ」

オレのプライドがオレにささやいてくる。
オレは決心した...。

「蚊!!!お前はオレの手で狩る!!!」

オレは手を前に差し出し、ピクりとも体を動かさなくした。そう、みてのとおり罠だよ。

この手の血を吸いにきた蚊を一発KO。我ながら完璧な作戦だぜ!!!その時だった。

「プゥーン」

奴だ!蚊は手に止まって血を吸っている。

「ククク、美味いだろ?最高の気分の状態であの世に送ってやるよ」

オレは蚊の止まってない手の力を抜き、素早く叩く体制に入った。

「死ねぇぇぇぇい!!!」

「パーン!!!」
.......叩いた手をゆっくりとどけてみる。そこには全く動かない蚊の姿があった。

「うおぉぉぉ!!!」

オレは真夜中に大声でおたけびをあげ。真夜中の激戦に勝利をおさめた。


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