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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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紅香語り(1)-2

 集中期間が終わったあたりからでしょうか、わたしは彼を、それまでの「海田さん」から「海田くん」と呼ぶようになっていました。心のうちでも、口頭でも。
 彼のスマートフォンの電話番号を教えてもらいもしました。その電話口でも、「海田くん」と何度も呼びました。 それは、なかば意識的な行為だったのかもしれません。彼に気づいてほしい、という‥‥。白香お姉ちゃんが最初に設定した六週間を待たずして、わたしはお姉ちゃんから、仮デート権を与えられてもいました。まだ、わたしは完全に自由の身ではなく、彼とは調教者と被調教者という関係ですが、少なくとも集中期間よりは、普通に会えるのです。わたしは、嬉しさを覚えていました。
 わたしは、蒲生三姉妹の次女、蒲生紅香。将来の夢は、お花屋さんを開くことです‥‥。


 片桐さんというのは、「東島とうじま財団」の、なんとか研究室の、リーダーさんです。詳しくはわたしも知りませんが、研究室では「プロジェクトリーダー」と呼ばれています。
 四十歳くらいの、メガネをかけた中肉中背の男の人で、研究室ではいつも白衣を着ています。よくパソコンに向かっていて、わたしや研究室の人が呼びかけても気がつかないくらい集中していることもあります。別に暗くはなくて、朗らかで笑顔のときもあるけれど、なんというか‥‥オタクな感じがします。それは別にいいのですが‥‥どうやら――。
 知らないといえば、東島財団というのも、よくは知りません。正式には別の言い方がある、なんてことを、お姉ちゃんは言っていました。いろんな会社をつなげた大きなグループの一部だそうで、わたしは関心がないからわかりませんが、「東島グループ」「東島こんつぇるん」なんていう言い方も聞いたことがあります。
 そんなよくわからない大人の世界の財団と、どうしてわたしたち三姉妹がつながれたかというと、たまたま、下の学院の桃香のクラスメートに、その財団のお坊ちゃんがいるのです。
 幸也ゆきやくんといって、わたしとそう背丈の変わらない、小柄でおとなしそうな、眼鏡の男のコなのですが、その彼の存在を知ったお姉ちゃんが、目の色を変えて、桃香に指示して自分を紹介させたのです。わたしも、桃香の姉、ということで紹介されました。
 名前に「東島」とついていないので、わたしは最初わからなかったのですが、東島グループのある会社が、お姉ちゃんやわたしの上の学院、そして桃香のいる下の学院を併せた、学院全体のスポンサーでもあったのです。お姉ちゃんが目の色を変えるわけです。
「コウヤくん、いいじゃない。――桃香、仲良くしておいてよ、あのコと」
 お姉ちゃんは、にんまり笑って、桃香にそう言い渡したのでした。「コウヤくん」――そのときから現在に至るまで、白香お姉ちゃんは彼を、そういうふうに呼びます。
「と、いっても、そんなにベタベタする必要はないわよ。いや、むしろいまは、距離を取っておいて。疎遠にならず、近づきすぎず、フランクに話ができるくらいの関係を、心がけておいて」
 聞いた桃香はそのとき、わかったようなわからないような顔をしてうなずいていましたが、わたしは、お姉ちゃんに尋ねました。
「お姉ちゃん、彼――幸也くんを、どうするつもりなの?」
「ん? ――使わせてもらうのよ、将来ね」
「え、使うって‥‥」
 わたしが目を丸くして尋ねると、白香お姉ちゃんのほうも、なに言ってるの、というように目を丸くして言いました。
「東島財団のお坊ちゃんよ。天の恵み。大きな財布を拾ったようなものじゃない♡」
 そうして白香お姉ちゃんは、野心溢れる笑顔を見せたのでした。どうやらあのとき、お姉ちゃんの野望が、大きく花開いたようです。それからお姉ちゃんは東島グループを調べ、近くにあった片桐さんのあの研究所にたどり着いたようなのです。
 しばらくして、お姉ちゃんからわたしの調教計画が発表され、
「紅香、なんかあなたを尾けてる男のコがいるよ。助手にちょうどいいかも♡」
と海田くんが呼ばれ、そして現在に至った――というわけでした。
 ――で、摩擦ブラというのは、いったい何かというと‥‥。
 い、いえ、それは後にしましょう――。
 とにかくわたしは、自分の胸を覆っていたその黒いブラを、外したのでした。
 ぷるん。おっぱいが、こぼれました。


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