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サービス忠実1000円床屋再び
【二次創作 その他小説】

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サービス忠実1000円床屋再び-1

うさぎがワカメちゃんカットにされて3ヶ月が経った。
その間の日常でうさぎはウィッグを被り、エクステで元のシニョンテールをこしらえて生活をしていた。
そして期末テスト前日、またうさぎは3人の男子生徒に呼び出された。
『今度の期末テストで点数が高かった者が点数の低い者の言うことを聞く』
うさぎは嫌がったが男子生徒Cが以前の断髪動画を見せると表情を強張らせた。
「言うことを否定すればこれをネットに投稿するよ〜」
「それだけはっ!?」
「じゃあこの提案に乗るね」
うさぎは震えながら頷いた。

そしてテストから1週間後。
うさぎは猛勉強の末に期末テストは全て80点台から90点台といい成績を収めることが出来た。
しかし男子生徒達は全員全教科100点満点の点数を取っていた。
放課後、うさぎの点数を知った男子生徒はニヤニヤしていた。
「さあ、約束だよ〜」
「今から行こうね〜」
3人の男達に寄って逃げられなくなったうさぎはこのまま連れて行かれた。
連れて行かれた場所は3か月前にワカメちゃんカットされた床屋だ。
店を入ると店員も客もいなかった。
男子生徒Aは鍵をかけてカーテンを閉めた。
「また貸切って貰ったからね、心行くまで楽しもうね〜」
男子生徒Bはうさぎを強引に散髪椅子に座らせケープをかぶせるとエクステごとウィッグを外した。
嘗てワカメちゃんカットされた髪型は今では剃り上げた部分はベリーショートになっており耳上から頭上はある程度伸びていた。
「前みたいにバッサリ切ることは出来ねぇけど・・・」
「次はバリカン1本で楽しませてもらうぜ」
今度は男子生徒Bが撮影を始め、男子生徒Cがバリカンを持った。
「バリカンの刃の長さは、0.5ミリは定番だな」
アダプター無しのバリカンのスイッチを入れるとうさぎの額の真ん中に当てて一気に滑るかのように借り落とした。
「いやああ!!」
前髪と頭上だけでなく後頭部やうなじの髪もバッサリと刈った。
前の方は短い髪が纏まり落ちて、後ろの方は短い髪が毬藻のように固まって落ちていた。
「もうここまで来たら戻れないよ〜」
「ううっ・・・酷いよっ・・・」
「怨むんだったら100点取れなかった自分を怨むんだね〜」
そう言うと再びバリカンを動かした。
バリカンが通った場所を少しずらして右側の髪を少しずつ刈って行った。
ボリュームのある髪がケープを叩きつけて床に散らばり、短い後頭部をバリカンが通ればパラパラと落ちて行く。
バリカンのスピードは速く進んで行くがうさぎにとってはとっても遅く、粘って刈っているようにしか感じられなかった。
右側が青々とした頭皮が現れると今度は左側もバリカンが入った。
バリカンの機械音が頭を通して行く度に髪を根元まで落として行きケープや床に髪を積もらせていく。
掌で頭を撫でられるとザリザリとした触感が伝わった。
やがて残りの髪も全てバリカンが入ると刈り残しが無いようにもう一度バリカンが入った。
今度はごくごく短い髪がパラパラとケープにぶつかり、バリカンの音が止むと青々とした丸坊主が完成した。
うさぎは涙が止まらず、ただ泣くしかなかった。
男子生徒Aがシェービングクリームのカップを持って来て髭ブラシで丸坊主に塗り手繰ると剃刀で剃り始めた。
「ツルツルになろうね〜うさぎちゃんの頭皮って綺麗だからさ、丸坊主だけじゃもったいないんだよね〜」
「ううっ・・・」
もう男子生徒のおもちゃになっていたうさぎはただ悔しさで泣くしか出来なかった。
剃刀がシェービングクリームを取り除くごとに透き通った白い頭皮が姿を見せた。
以前は後頭部と耳上までのサイドだけだったが今回は剃る範囲が頭全面だった為増分に楽しんでいた。
剃り残しがあれば髭ブラシでシェービングクリームを塗って剃って行き、髪の毛を全て取り除くようにした。
剃髪が終わると濡れタオルで頭を拭き、ケープを外した。
「とっても綺麗だよ、うさぎちゃん」
ツルツルのスキンヘッドにうさぎは言葉を発することもなく輝きを失った目で自分の姿を見ていた。
うさぎは立ち上がり、エクステを付けたウィッグを被って無言で床屋から出て行った。
3人はうさぎが帰ったのを確認するとバリカンとシェービングクリームカップと髭ブラシの手入れ、ケープと刈り落とした髪の処分を済ませると念入りに掃除をした。
店長達が帰って来ると店を貸してくれたことに礼を言い店を後にした。

そして以前の動画と今回の動画を編集し、3人だけの秘密として当分の間はうさぎの断髪剃髪動画を楽しんだ。
一方のうさぎはこのことを誰にも言えるはずもなく黙っているしかなくなり、髪が伸びるまでウィッグとエクステを付けて日常生活を送っていた。


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