刺激的な夜 前編-12
「ああん…イヤッ…！」
愛美は頭が真っ白になった。愛美は自分の恥部を見られる事が苦手だ。男が自分の性器を見ながら何を考えているのかを思うと逃げ出したくなるぐらいに恥ずかしいからだ。クンニ自体にもあまり慣れていない。いじられる事に対しては嫌いとは言わない。しかし見られる事に対しては苦手であった。少し抵抗を見せる愛美を軽くいなしながら、浜野は愛美の性器を舌で舐めている。
「美味しいね、愛美のオマンコ…」
美味しい…、貶されている訳ではないのであろうが喜んでいいのか悪いのか分からないお褒めの言葉に愛美は恥じらいだけしか感じられなかった。レストランで食事をしている時の美味しいと、性器を舐めている時の美味しい…、それがどうしても同じ美味しいとは思えなかった。
「ああん…、は、恥ずかしいです…」
「ん？どうして？あり得ないぐらいに濡らしちゃってるから？」
「…！？」
何気に恥辱的な言葉を口にされ、愛美の顔は更に赤くなる。
「恥ずかしがる事ないよ…。オマンコいっぱい濡らす女って、男からすれば嬉しいもんだからね。ペロッ、ペロッ…。ああ、マジで美味しい…。ちょっと塩っぱいところがたまらない…」
（し、塩っぱいんだ…）
自分のを舐めた事などない。今、目の前で性器を舐めている男の言葉から自分でも見知らぬ情報を得る。
「こんなに綺麗で美味しいオマンコって、そうは見ないよ？色も全然黒ずんでなくてピンクに近いし、ビラビラだって張っててヨレてない。新鮮な貝のようだよ…」
「ああん…恥ずかしい…」
「それに…、美しく輝くこの真珠がたまらないよ…」
浜野は愛美の愛液をたっぷりと含んだ舌先をその美しく輝いた真珠に向ける。
「し、真珠…？…！！ああん…！！」
返事を聞くまでもなく、浜野が何を真珠と言っているのかが分かった。愛美はその真珠を舌先でレロレロと上下に弾かれ全身をビクンと跳ね返らせる。
「ああん…！ダ…メ…、ああ…、あっ、あっ…！ああん…！」
クリトリスを中心に股間が熱い。まるでお漏らしをしたかのような感覚だ。そして同時に股間周りの感覚が麻痺して行くような気がした。
浜野の舌は慌ただしく動き回る。クリトリスを上下左右に弾き、また舌で押し付けバイブさせ、また吸引しながら舌を擦りつける愛撫を繰り返す。愛美は自分でどんな悶えを見せているのか判らないぐらいに体をくねらせ声を上げる。真珠が砕け散りそうな、そんな感覚を得た。
「ああっ…ぅっ！ああっ…ぅっ…！」
愛美は出掛ける前に行ったオナニーに続き、2回目のエクスタシーに達したのであった。