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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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妻の表の顔 (1)-2

「すごいパパ……いっぱい出ちゃったね」

腹に出された私の精液を見つめながらどこか嬉しそうなゆき。
今日のセックスでは妻の衝撃の告白で大興奮してしまった。なんと七月の公認デートで、ゆきが使用済みショーツとストッキングをZにあげてしまったというのだ。「あの日ホテルで一度エッチしたあと、Zくんはもっとしたがってたの。でもゆきは早くパパとしたいから帰りたいって言ったら、じゃあ代わりにこれ頂戴って……」そんな勝手なお願いを素直に聞いてしまうとは、ゆきも内心自分の使用済み下着を他の男にあげることに興奮していたのではと勘ぐってしまう。

ゆきのいまさらの告白に溜まりに溜まった精液はものすごい量となって妻の腹に発射された。そのまま拭かずに抱きしめ合ったので、そこらじゅうがベトベトだ。

「こんな可愛い俺の奥さんが他の男にパンティーあげちゃうなんて……考えるだけでおかしくなりそう……」
「パパすごく興奮してくれて嬉しい……!ゆきもすごい気持ちよかったよ」
「そんな無邪気に喜ばれても……こっちは嫉妬で狂いそうだっていうのに……」
「うふふ」
私の気持ちを弄ぶように腕にしがみついて甘えてくるゆき。
「今日もいっぱいイかせてくれてありがと。最近パパの前でいっぱい感じちゃって恥ずかしい」

むちむちした乳房や太ももを押し付けながら私の頬にキスしてくる。可愛いと思われたい、愛されたいという気持ちを隠そうともせず迫ってくる。あざとすぎる――これは作戦だ――わかっていてもそんな妻が愛おしい。しかもこんなに可愛らしい女性が股間だけはいやらしく湿らせて、ひんやりべとついた陰毛をじょりじょりと私の太ももに擦りつけてくるのだから、そのギャップにまた興奮してしまう。

「パパのくせに生意気だぞ。ゆきのこといっぱい気持ちよくしちゃうなんて」

顔中にキスの嵐、ニコニコと幸せそうな妻――ああもうだめだ、幸せなのは私のほうだ。我慢できずゆきをぎゅっと抱きしめキスをし返すと、満足そうに微笑んでくれた。その笑顔を見てまた私の心も満たされる。ベッドに寝っ転がって、つかず離れずの軽い愛撫を交わす。

「やきもちで泣きそうになってるパパの顔、可愛いかった……」
「ゆきのパンティーの匂い嗅いで他の男がオナニーしてるなんてたまらないよ……」
「やだぁ……」
「最後は精子かけられてるぞ」
「なんか犯されてるみたい」
「興奮する?」
「うふふ、ちょっとだけ……」
「興奮しちゃうゆきに俺は興奮する……!」
「ごめんね、パパの奥さんなんだからこんなことで興奮しちゃダメなのに……」

殊勝な発言のようだが、実際にはオナニーどころか普通に浮気セックスで犯されているくせにと思うとたまらない気持ちになる。ゆきは下着をあげたあと少なくとも一度はZと浮気しているし、その後もこの二十日ほどの間に何度かは肉体関係を重ねているはず。もちろん私もゆきも、そんなことはおくびにも出さず愛し合うのだが、それがまた焦燥感をどうしようもなく煽る。

こんな話題のせいか、ゆきは粘ついた私の精液を指先で弄びはじめた。私たちの間では精液に関する諸々もタブーなのに珍しい。普段は無言のままティッシュでささっと吹いてゴミ箱にポイである。

「ゆきがそんなの触るなんて珍しいね」
「やだ?」
「ううん、でも恥ずかしいかも」
「ほんとだ、ちっちゃくなっちゃった」
私の下半身をちらっと見やるゆき。見られるだけで恥ずかしい。
「可愛い!パパって精子触られると恥ずかしくて小さくなっちゃうの?」
「おいおい、俺のここは繊細くんなんだから注意してくれよ」

最近はこのくらいの「弄り」と「自虐」ができる程度にはなった。
Zとの火遊びがもたらしたプラスの副作用である。

「さっきまで大きかったのに……。もう一回して欲しかったなぁ」
ニコニコといじわる顔で煽ってくるゆき。
「大きくしてくれたらしてやるぞ」
負けじと上から目線で言い放つ私。

いつもならここで「どうせ大きくならないくせに偉そうに」などと続いて笑いが生まれるパターンである。うまくすればそのあとイチャイチャモードに突入してもう一回戦できるのだが、しかし今日のゆきはそうはしなかった。

「うん、わかった……」
そう言って私に覆いかぶさり、チュッと唇を重ねてくる。
「それなら大きくしてあげる……」
「え……?」
「いつもパパにいっぱい気持ちよくしてもらってるお礼だよ……」
「ちょ……ゆき……」
焦る私に構わず、さっそく乳首を手のひらで転がしてくる。
「実はずっと考えてたの。パパは嫌がるかもしれないけど、やるだけやってみようかなって」
「あの……え!?……なに?待って……ちょっと待って」
「待たないよ……言ったでしょ? やるだけやってみるって……ん……んん……ちゅ……」

私にキスしながら乳首を刺激してくるゆき。どうしよう、もうなにかが始まってしまっている気がする。「大きくしてあげる」っていったい何をどうするつもりなのか。乳首の愛撫なら今までもあったが、どちらかというとそれは愛情表現の一環にすぎず、こんなにあらたまって「夫を勃起させるための前戯」としてされてしまうと、緊張で復活できる気がしない。

ゆきのひんやりした指先で乳首が刺激されるとたしかに気持ちいい。
もう片方の乳首も口に含み舌で転がしはじめた。指先とは対照的に温かく湿っぽい。これまた気持ちいい。
口での愛撫などほとんど記憶にない。
とびきりの美人が自らに傅き口をつかって性奉仕する姿――なんといやらしい眺めか。
興奮と戸惑い、そして勃起しなければというプレッシャーで変な汗が吹き出る。


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