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二人のアトリエ
【学園物 官能小説】

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有栖川家のしきたり-8


「杏ちゃん メイドさんなんだ」
「そうなの」
杏の行っている短大では友人たちが驚きの声を上げた。
「メイドさんなんて初めて見た」
「身の回りの世話をしているの?」
「ご主人様ってどんな人?」
「かっこいいの?」
杏は胸を張って答えた。
「メイドとして可愛がってくださって、私にはもったいないくらいのご主人様」
「へー凄い」
「かっこいいの?」
写真を見せると
「ご主人様かっこいい」
「わたしもメイドになろうかしら」
口々に感嘆の声を上げた。


「ご主人様に恋したりする?」
「それはないかなあ」
「なんで?」
「私はメイド。ご主人様。身分を受け入れないと」
「今時身分違いの恋」
「なんかおしゃれじゃない」


優一には恋人がいる。
別れたらどうなるんだろうか。
付き合えるんだろうか、
杏はよくわからなかった。

「それは無理よ」
優香が言った。
「うちは杏の家の借金の肩代わりをしているのよ」
「わかってます」
「杏 貴女立場わかってないみたいね 貴女は性処理メイドなのよ」
「え」
「優一の性処理のために専属メイドにしたの」
「私は性のご奉仕をすれば宜しいのですか」
「性的奉仕は、時給が上がりやすくなり家族への仕送りも増え得るでしょ
母には私から言っておくから」


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