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二人のアトリエ
【学園物 官能小説】

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有栖川家のしきたり-3

「此所が杏の職場かあ 久しぶりだね杏」
メイドの控え室できょろきょろする。久々に会った明美は元気そうだった。
「似合ってるじゃないメイド服」
「ありがと」
杏はお礼を言った。
「うちでも杏 雇いたいけどお金ないしなあ」
「私をメイドとして雇ってどうするの」
「色々こき使うわよ ご主人様って言わせたいの」
明美は相変わらずの性格のようだった。
優一が入ってきた。
「おお明美ちゃん 大学でもあんま遭わないから久々だね」
明美と優一はの0B会の打合わせで来たのだ。
打合わせが終わると明美はすねた様に言う
「先輩 杏をわたしに貸してください わたしも専属のメイドが欲しい」
「は? 杏ちゃんは家の大切なメイドなの」
「そうよご主人様は大切に扱ってくれるけど貴女は過労死しそう」
「じゃあ一日だけ 杏の休みの日だけ」
杏と優一は顔を見合わせる。やれやれ。

優一の母親がやって来た。
「あら明美さん何か用でもありましたか」
「いえ 奥様 友人がわたしのことをメイドとして雇いたいとのことで」
優一の母親は笑い出した。
「奇特な人がいるもんですねえ」
「はあ 困っております」
「いいですよ 別に好きにしなさい 休みを取れば宜しい」
「休養になればいいのですが」
杏はゲンナリとした。

「明美私ね  別に貴女とメイド契約してないし」
「そんなあ 杏をしっかりメイドとしてこき使ってたい〜」
やれやれ。
「だからいや様やお母様のは私をこき使ってないから 大切にしてくれてるの 叱られることもあるけど
メイドとして可愛がってくださって、私にはもったいないくらいのご主人様なの」
「そうなんだ」
「優一様はご主人様だから従わないと行けないけど 明美は友達でしょ」
「ごめん 杏」
明美はしおらしくする。
「なんかずっと杏に会えないからさびしくてメイドとして雇ってる優一さんが羨ましかったんだ」
「そうなんだ 会いにいくから」


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