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二人のアトリエ
【学園物 官能小説】

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モデルの依頼-8



「優一さんは凄いポーズとかは無いんでしょ」
明美は言った。
「うん 全部脱いでるけど」
杏はショーツ1枚で答えた。まじまじと観察されるのは強い羞恥を感じる。
「変なポーズさせない?」
「わたし次第」
明美は言う 杏は呆れた様に最後のショーツも脱いだ。
「床冷たい」
「直接床に横たわるのが絵になるのよ さ 描くわよ」
杏は冷たい床に我慢した。

明美の依頼で優一との約束が無い日はモデルに来ている。
明美は笑顔で言った
カーペットもなく剥き出しの床の上に、全裸のまま杏は寝そべった。
『やっぱり綺麗だね 杏は・・・羨ましいねぇ』
しばらく同じポーズだったが

「えーとね あぐらをかいて そう」
「これ見えちゃうじゃない」
「いいでしょ 減るもんじゃないし」
「あそこを見せるのはちょっと」
杏は下を向いた。秘部を見せたくなかった
「もうショーツ履くね」。
杏はショーツをはいてしまった。
「何勝手に下着付けてるのよ」
「もう疲れた おしまい」

杏はスケッチブックをパラパラッとめくってみた。明美も脇から覗いていたが、
「どう?そんなに捨てたもんではないでしょう?」
「うん。きれいにかけてる」
 二十枚くらいだろうか、杏のいろいろなシチュエーションの裸像が抽象的に描かれていた。
「どう?見直した?」
 「うん」
杏は服を着だした。


「杏ちゃん 家の明美と仲良くしてくれて いつも来てくれるなんて」

「明美 美大に向けて頑張ってるし」
「杏は毎回モデルになってくれてるんだよ」
「ほんと?ありがとう」
明美の母親は嬉しそうだ。まさか毎回杏が脱いでるとは思ってない。
「じゃ 明美帰るね」
「うん またよろしく」


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