投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

二人のアトリエ
【学園物 官能小説】

二人のアトリエの最初へ 二人のアトリエ 2 二人のアトリエ 4 二人のアトリエの最後へ

大ピンチ-3

元々は裕福だったのだが父親の会社が巧くいかず
高校の学費を払うのがやっとで生活のため
アルバイトを掛け持ちでしないと行けない有様だった。


教室では女子高生たちが盛り上がっている。
杏も呼ばれた。
「それでね、この駅前のクレープ屋さんのこのクレープ、大人気なんだって」
「あぁ、それ知ってる。人気らしいね」
「もしよかったら、今度杏さん一緒に行かない?」
「ご免アルバイトが忙しくって」
杏は手をあわせる。
「大変よね 杏も」
「うん 今日はコンビ二 その後が食品工場」
「えー体壊さないでね」
毎日こんな感じだ。お嬢様が多い学校なので目立つ。

「杏って可哀想だね」
「ねえアルバイト掛け持ちなんて」
クラスメートはそう言い合った。友達の誘いを断り続け、アルバイトに奔走してるうちに
こうしてるうちに杏は孤立してしまった。
「友達もいなくなっちゃったし私どうすりゃいいんだろう」
杏は嘆いた。


「すみません せっかくキャプテンに選んでくれたのに」
杏は顧問に詫びた。退部届けを出す。
「部活は強制じゃないけど 生活は大丈夫かね」
「は何とか生活費は母と私で」
「貴女の親御さんは学費は前払いでね 卒業は出来るから安心しなさい」
「はいありがとうございます」

ラクロス部のみんなが集まってた。
「杏辞めちゃうの?」
「うん」
「大事なときにキャプテンなのに」
「ごめんね みんな」
「行こうよ 杏はもうラクロス部じゃない 仲間じゃないから」
ラクロス部の仲間たちはきびすを返して立ち去っていった。
杏は呆然と見つめた。


二人のアトリエの最初へ 二人のアトリエ 2 二人のアトリエ 4 二人のアトリエの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前