投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

豆男奇談
【ロリ 官能小説】

豆男奇談の最初へ 豆男奇談 4 豆男奇談 6 豆男奇談の最後へ

二重人格-1

「梨菜、あんた最近ときどきおかしくなるよね。大丈夫? 頭も良くなったみたいだけど、頑張りすぎなんじゃないの?」
「そう? あんまり意識ないけど。」
「受験とか、するの?」
「まさか。」
あれからひと月が経った。勉強もしないのに、あたしの成績はいきなり良くなった。お兄ちゃんのせいなのかな。
あれは、夢じゃなかったのかしら。結局、お兄ちゃんは、居なかったんだから。もう、あの時からあたしはおかしくて、あの小さなお兄ちゃんも、幻覚か、妄想だったのかもしれない。そう考えないと、変だ。あんな人間、いるわけないもん。
加奈子が言う通り、あたしには、ぼうっとなる事がよくある。景色は見えてるけど、してる事が自分で分からなくなる。
勉強ができるようになったのも、これも、おんなじ何かの病気かもしれない。
「あ、まただ。」
お昼ご飯が終わった昼休みの事だった。あたしはトイレに行こうとしていた。
あれ? ここだっけ? あたしはドアを開けた。
「わっ、何だ、お前! すけべ女!」
男子がいる。男子トイレだ。
あたしの足は、並んでする男子の列に入った。隣でしていた男子のおちんちんが目に入った。包茎ってこれか、と思った。
あたしの手はパンツを膝まで下ろした。漏れそうだけど、無理。立ってするなんてできない。あたしは頑張って動こうとした。金縛りって、きっとこの事だ。
なんとか個室に入り、便器を跨いだあたしは、お尻を着けて座り込んだ。和式トイレの端にお尻を乗せ、膝を立てた格好のまま、我慢の限界に来たあたしはおしっこをした。噴水みたいに上へ飛んだ。
男子みんなに見られてしまった。女の子だから、おしっこは真っ直ぐ飛ばず、便器の周りに飛び散っていく。溜まっていた分、出っ放しで止められない。
男子の声が聞こえた。
「こいつ、ちょっとやばいんじゃないか? 先生、呼んでこよう。」
あたしは、担任の先生にも見られてしまった。おまけに、先生はあたしのを拭いてくれた。溝の裏のほうまで、随分丁寧に指で触られたのは、余計だと思ったけど、男の先生だから、拭き方も知らないのだろう。奥さんもいない先生は、女の子に触りたかったのかもしれない。こぼれたトイレのおしっこも片付けてくれたし、いつも優しい先生だったから、別にいいやとあたしは思った。それに、ちょっと気持ちも良かった。
それからあたしは保健室に寝かされた。すぐに体は治ったけど、ぐったり疲れて、起きられなかった。


豆男奇談の最初へ 豆男奇談 4 豆男奇談 6 豆男奇談の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前