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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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裏切り (6) 妻の浮気心-3

はしゃぐゆきが無邪気で可愛い。Zの前で若干気恥ずかしくなるほどの浮かれようである。

「それにね、この日はパパのおちんちんでもイケたんだよ!パパが一生懸命ゆきのこと手やお口で気持ちよくしてくれたでしょ? 感じてる私のこと可愛いって褒めてくれて、興奮して挿れてくれてめちゃくちゃに腰を動かしてくれて。なんか全部がすごく愛されてる感じがして幸せすぎて……パパにぎゅって抱きついたら心がきゅうって音を立てて気がついたらイッちゃったの!」
「……」
「……」

我に返るゆき。

「……あれ……?なんか私、しゃべりすぎてない……?」
「うん、しゃべりすぎてる」
「……」
「でも幸せそうなゆきさん素敵だよ。パパ大好きなのがよく伝わってきた」
「……」
「あ!耳まで真っ赤になってる。なにこれ可愛すぎでしょゆきさん!」
ゆきを抱きしめて下から突き上げるZ。
「ぁあああ!だめぇ!Zくん……!」
「女子高生みたい!いい!そういう女の子大好き!」

映像では耳までは見えないが、照れて真っ赤になっているゆきはさぞ可愛いだろうと思う。Zが羨ましい。それにゆきがいくらあざとい女でも、演技で耳まで赤くはできないのではないか。私とのセックスについて嬉しそうに話すゆきを見て、私の心を支配していたどす黒い霧が晴れ、温かな感情が広がってきた。妻のことがどうしようもなく愛おしい。
そんなことを考えているうちに、当のゆきはあっという間にイかされてしまった。心はともかく身体は完全に寝取られてしまっている。

二人は休まず対面座位へ。
男女が一番深く繋がれる体位、キスもできるし乳首も弄りあえる、そんな行為を私以外の男と楽しむゆき。

「ゆきさんてさ、本当にOさんのこと大好きだよね」
「そ、そうかな……?」
すっとぼけるゆき。
「不倫セックス中に旦那さんのことをこんなに嬉しそうにペチャクチャしゃべる奥さん見たことない」
「……」
「って言うとまたそうやって真っ赤になる!素敵すぎますゆきさん!」
Zのたくましい胸板にぺたんと甘えるゆき。そんなゆきを下から突き上げるZ。
「しょうがないでしょ、好きなんだから……あぁん……!」
「今だけは俺のことを愛しますっていう約束どうなったの?」
「ぁん!知らない……!やっぱりそんな約束できない……はぅん!」
「いいよゆきさん、可愛いから!めちゃくちゃに犯したい!」
「あぁああ!だめぇえええ!!いっちゃう!いっちゃう……!!」

あっという間に上り詰めるゆき。「もうZくん、気持ちよすぎ……」お礼のキス。
そのあとは再びまったりモードで男の膝の上でペニスを挿入されたまま尻を揺らすゆき。Zの胸に甘えて乳首をペロペロ舐めている。「しょっぱい」などと言いながら尻をゆっくり上下させ、ペニスの凹凸を楽しむ。

「ねえゆきさん、そしたら今日だけは俺のこと愛しますとか大好きって言葉は嘘だったの?」
「うーん、言ってる瞬間は本当だよ。Zくんのことは好きだし第一好きでもない人とエッチしたくないもん。でもやっぱりパパへの『好き』とは全然違うの」
「なるほどね」
「がっかりした?」
「いいえ、そうかなって思ってました。Oさんラブなゆきさんだから。何度も言うけどそういうゆきさん嫌いじゃないですよ」
「ありがと。私はそう言ってくれるZくんが好き。あ、今の好きはホントの『好き』だよ」

キスしたりZの前髪を自分の指にくるくる巻きつけて遊んだり――ゆきの中で夫を愛することと、Zとイチャイチャすることは完全に両立しているのだろうか。

「あとZくん大好き!って言いながらエッチすると、背徳感で心がきゅんてなって興奮しちゃう」
「じゃあこれからもいっぱい好きって言ってください」
「本気じゃなくてもいい?」
「いいですよ」
「それでもZくんだけはゆきのこと本気で愛してくれる?」
「もちろんです」

ずいぶん理不尽なことを言うゆき。意外と独占欲の強いタイプらしい。しかし美人の場合、身体さえ捧げればたいていのわがままは「可愛い」で許される。Zもまったく気にした様子はなく、ゆきの丸い乳房を揉んだり乳首を弄ったりして楽しんでいる。

「元々俺はゆきさんが一番だから大丈夫」
「誰にでもそういうこと言ってるくせに……本当は何番目なの?」
「疑われるのは仕方ないけど信じてほしいな。だってゆきさん顔も身体もエッチも最高すぎるもん!おしゃべりも楽しいし性格もいい。ゆきさんこそ俺は何番目なんです?」
「えーっとね、まず一番はパパでしょ……」
「ええ。二番は?」
「二番は……いない。パパ一人だけ……」

二人は正常位に移る。私以外の男に股を開くゆきの姿はいつ見てもキツい。赤ん坊のように股を広げる格好だけでもやめて欲しいのに、ゆきの場合は手脚をぎゅっと男に絡めて完全密着してしまう。膣奥深くでもおそらく精液発射口と子宮口がくっつけているのだろう。

「こんな旦那さんラブな超美人妻さんと不倫セックス。なんかめちゃくちゃ興奮する!」
「あ……ぁ……もう、気にしてること言わないで……ぁん……!」
「観覧車でのゆきさん可愛すぎたし。ねえ、そんなOさんラブなのに、なんで俺とキスしてくれたの?」
私の知りたい部分にズバリ切り込むZ。やはりこいつはできる男だ。「うーん……」ゆきにとっても難問なのか、Zの背中をまさぐりながら考え込む。額には汗が浮かび、ハァハァハァと肩で息をしている。
「あのときは……キスくらいならいいかなって……んん!!……そこから先は断ろうと思ってたんだよ……」

個室居酒屋での不倫デートのときと同じだ。そこでもゆきは「キスくらいならいいかな」と考えて、結局最後までしてしまった。


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