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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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あなたは平凡な男子校生。(7)-3

 あなたは、ごくりと息を飲んだ。彼女は着やせタイプのうちでも、ブラを装着していることでさらにそう見える――つまり、実際の生乳はより大きい――タイプだった。
 だった、というのは、電光石火という表現が当てはまるほど素早く、紅香は外した自分のブラジャーを妹・桃香に投げ、そして桃香がそれをキャッチするかしないかのうちに、自分の胸の前で両腕を組み、一瞬露わになった、ダイナミックという形容すら当てはまる、無垢でおとなしそうな顔からは想像できぬ己の美巨乳の正面を、あっという間に覆い隠してしまったのだ(が、しかしあなたの下半身は、その早ワザにも負けず、率直な反応を示していた)。
 紺のニーソックス美少女は、固く両の腕を組み合わせ、胸を守っていた。しかし、少女のふくらみ――乳房は、そんな彼女の意思を裏切るかのごとく、その隙間から艶かしい肌を立体的に露出させていた。
「ふ‥‥ふふふ」
 横の姉・白香が、髪をかき上げながら言ってくれた。
「そりゃあ、ないわよねえ、海田くん。せっかくオッパイをご開帳してくれたのに、これじゃあ、興醒めよねえ」
 うんうん、と心中でうなずくあなた。白香は、そんなあなたを横目に、
「靴下を脱ぎなさい、紅香」
と、つづけて命じた。
「後ろを向いちゃだめよ。前を見てね。海田くんによく見えるように。ふふふ」
 これを聞いた紅香は、顔を真っ赤にしながら、胸を左腕で隠したまま、右腕だけでニーソックスを脱ごうとむなしい努力を始めた。が、そんなことはできなかった。そして、繰り返すようだが、彼女の乳房は、腕だけ、まして片腕だけで隠せるような代物ではとてもなかった。彼女の腕が不器用な動きを繰り返すたびにその上体はバランスを崩し、そしてそのたびに、乳肉の曲線美が揺れ動き、ときに可憐な桜色の乳首が見え隠れし、あなたを挑発したのだった。さっき、あなたが紅香のこのニーソックスに見覚えがあったのは、それが清蘭学院の制服だからだ。紅香だけではなく、今日ははいていないが白香も最初はいていた。末妹・桃香もいまは違う靴下だが、清蘭学院に通う以上、同じように、平日は毎日着用しているはずだった。
 だいぶ時間をかけて、紅香は両足とも、ニーソックスを脱ぎ終えた。と、それを待ちかねたように、白香が桃香に顎で示した。それだけで承知したようで、小柄な末妹はすばやくその紺の二本も、次姉の手からひったくるように回収し、リビングの隅にいつの間にか置かれていた編籠に入れたのだった。さきほどの紅香のブラジャーも、すでにそこに入れてある。この長姉と末妹の阿吽の呼吸、コンビネーションのよさは、見ていて感心するほどだった。そしてまた、ニーソックスを渡す動作の際にも駄目押しのように、まるで主・紅香の意志に逆らうかのように、その豊かすぎる双乳がぷるるんと揺れ、頂点の蕾たちがまた、ちらちらと見え隠れしたのだった。
 桃香がここまで計算して、ひったくりぎみにしたのかはわからない。もし意図的だとしたら、スゴイものだ(何が、かはよくわからないが)。


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