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目標はJK? 爆乳・蒲生三姉妹
【その他 官能小説】

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あなたは平凡な男子校生。(3)-1

GWゴールデンウィークは、何か予定あるの?」
 蒲生白香は、ボールペンと凝ったデザインの大きなピンク色の手帳を取り出し、開きながら、事務的な口調であなたに聞いてきた。先刻、蒲生紅香のおっぱ――いや、バストの、いわゆるカップを聞かされてから、しばらくの時間が経過していた。先刻の動揺は収まりはしていたが、何やら頭がぼうっとしていた。
「いや、別にないけど‥‥」
 あなたがまた正直に答えると、彼女は手帳に何やら書き込みながら、綺麗な、しかしひと他人の心の奥を見透かすような印象的な目で、あなたを見つめて、やはり事務的な口調でつづけた。
「悪いけれど、キミを、ここしばらくリサーチさせてもらってたの」
「‥‥‥‥」
「キミは、紅香に夢中で、気がつかなかったみたいだけど。たとえば、えーと‥‥(彼女は、ピンクの手帳をパラパラとめくった)四月一八日、四時から四時半頃、東清田駅から安久須あくす駅まで、あのコ――紅香を尾けてたでしょ? ‥‥わたしは、そのキミを、尾けてたわけ」
「――‥‥」
「そして‥‥安久須駅の改札階のフロアで、妹――紅香を見送ったあと『安久あくスペース』に上がって、自販機で飲みものを買った。その場で開けてひとくち飲み、ふうと一息ついた‥‥」
 蒲生白香が言ったことは、すべて、図星だった。どちらもあなたが使う路線の駅で、「安久スペース」というのは、その安久須駅の構内にある無料の広場のような場所だ。正確な日付や時間まではわからないが、たしかにそのコースで「蒲生紅香」を尾け、彼女の後ろ姿を見送った後のどの渇きを覚え、そこに階段でのぼってゆき、設置されている自販機で缶コーヒーを買い、飲んだ覚えがあった。大きなモニタに、街の名所が映し出されていた。階段の前に大きく「安久スペース」という表示があり、名前を覚えやすい場所だった。
「――あの、ふう、は、達成感? それとも、紅香はおっぱいだけじゃなく、おシリもよかった――? そこまでは、お姉さん、わからなかったなw」
 あなたは何も言えないでいた。店内に照明はあったが、広い窓からの陽光で十分に明るく、それらは最低限にとどめられていた。そのやわらかな空気のなかを音楽が流れ、あなたは巨乳美少女と相対していた。
 彼女・蒲生白香が言うには、文字通り、彼女の妹の、あの正統派美少女の、でも巨乳の――しかし清楚で、きれいな目の彼女――「蒲生紅香」の‥‥。
(な、なんだって‥‥)
 あなたの困惑の表情を見た蒲生白香は、にやりと笑った。


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