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わるい娘、メンヘラビッチとの出会い
【学園物 官能小説】

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支配者から逃れた先に待っていたのは、支配者でした-5



「順子あなた凄かったわよ!」
「まさかみずぐるまを実戦でみられるなんてねえ」
 稽古の後、栞理以外が順子のコト取り囲んで、互い互いに感想戦を述べ合い、一様にあたしの事評価してくれるの、くすぐったいみたいに嬉しいの、初めてだった、なんか違うって思っちゃうくらい。
「オレの袈裟斬りアレで躱すのがオレへの対策かあ、中々やるな順子」
 先輩から褒められることがあるなんて、何か変な夢見ているんじゃないかって、負けたけどこんな変な気分になれるなんて、本当に生まれて初めての体験です、ダメだって言われてきたのに、初めて認められた気がするのよ。
「先輩のいう抜重ってああいう使い方もあるんですね」
 素直に先輩って凄いと思うから、強さに憧れたから、
「そこまでできたなら、言うけどよ」
 少し残念な表情を今日子先輩がなされたので、えってなる、どうしたのかな、あたし変なコト言ったのかしらって、
「技は所詮勝つための手段でしかねえんだ、そんなんで人に酔狂したりするなよな」
 なにかあたしは気が付いているのにそのことに触れたくないことを言われたような気がして、どんな顔したらいいのか、どう答えていいのか分からなくって、目だけが泳いでいた様な気がするのよ。


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