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よだかの星に微笑みを(第三部)
【SF 官能小説】

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新型集合-1

「ただいま。ご飯、できてる?」
「飲みに行くんじゃなかったの? 長いプールだったね。なに、その子?」
アンカの顔を見た俺は心から安心した。
「決闘を申し込まれた。」
「まさか勝ったの? 嘘みたい。ていうか、怪我も何にも無いじゃないの。」
「褒めてよ。」
「おめでとう。今のうちに殺しといたら?」
「やだよ。」
「じゃ、せめて犯しておけば。」
「もうやった。」
「ヘンタイ。」
「ほら、こいつのパンツと靴下。」
「もういい。この子、どうするのよ?」
「ちょっと先輩に聞いてみる。コーヒーある?」
「はいはい。」

先輩いわく、今回の件はナースチャの完全な単独行動だそうだ。だから仲間も居なかった。なお、ロシア側には、前回の戦いで大破した三人、アンカ、蘭、ナースチャの画像を送り、全員死亡したと伝えてある。養父が日本の組織にいるが、口裏を合わせるべく話はしておいた。ロシア側のナースチャの登録も抹消された筈だ。そう先輩は語った。
「なんだか可哀想だな。回収するんですか?」
修理にまた金を掛けるのも困るし、修理の理由を問われても困るから、しばらく置いておいてくれと言われた。タクシー代は払ってくれるそうだ。そこだけ安心した。


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