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呪いを解いて
【ガールズ 恋愛小説】

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修学旅行-7

食事を済ませ、お土産を見るために近くのグッズ売り場に寄る。しかし、思った以上に人が多い。私と百合香は外で待つことにした。

「…私、お手洗い行ってくるわね」

「1人で大丈夫?」

「平気よ。すぐそこだもの」

「私はここに居るからね」

「えぇ」

トイレはここから見える位置にある。迷うことはないはずだ。
百合香が居ない隣が、酷く寂しく感じる。誰か1人でも戻って来てくれないだろうか。そう思っていると、大きな荷物を抱えた福田くんが出てきた。

「うわ、デカっ…それ持ち歩くの大変そうだね」

「…妹にぬいぐるみのサイズ聞いたら、一番でかいやつって言われちゃってさあ…」

「他にも何か買ったの?」

「ああ、姉ちゃんと義兄さんにお揃いのマグカップ。あと、自分用に財布。ぬいぐるみが無ければなぁ…そんなに重くないんだが…小桜さんは?」

「トイレ」

「ああ、そうか。…皆はもうちょっと見て回るって。特に菊池さんが長そう」

「ズーランド好きだって言ってたもんね」

しばらく彼と雑談をして、続いて出てきたのは望。福田くんに比べると袋がかなり小さく見える。

「海菜達はいいのか?お土産。…ってあれ、小桜さんは?」

「トイレ…だけど、ちょっと長いな…」

トイレの方に視線を向ける。その近くで他校の高校生だろうか、ブレザーを着た男子数人が1人の女の子を囲んでいるのが見えた。女の子は壁に追い込まれている。

「あれ…小桜さん…だよな」

「ちょっと行ってくる。福田くんは待っていてくれ」

ただ道を聞いているだけとは思えない。どう見ても絡まれている。百合香が見ず知らずの人に喧嘩を売ることは考えられない。というか、あれはそういう絡み方には見えない。

「俺も行くよ。悪い福ちゃん、おみやげ持っててくれ」

「おう。気をつけてな。他校の生徒と喧嘩沙汰になるなよ」

「…それは相手次第だな。百合香に触れようものなら全力で叩きのめす」

穏便にね…と苦笑いする福田くんに荷物を託し、百合香の元へと走った。


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