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呪いを解いて
【ガールズ 恋愛小説】

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修学旅行-6

「ただいま。待っていてくれてありがとう、皆」

「王子、元気になったね。体調は大丈夫なん?」

心配するように、きららさんが首を傾げた。

「薬が効いてるのかな…今は全然痛くないよ」

「そうか。良かった。ユリエルは?大丈夫そう?リフレッシュ出来た?」

「…そう…ね。楽しかった」

楽しかったって顔じゃないけどと4人が苦笑いする。あの場で起きたことは、私達しか知らない。それを打ち明けるわけにもいかない。
ちょっとやり過ぎた?と隣の彼女が私の顔を覗き込んだ。本当に、あんなことをしておいて、何故こんなにも平然としていられるのか。

「…そ、そんなことより次、どこ行くか決まったかしら?」

「ああ、うん。とりあえずズーランド向かいつつ、どこかでお昼ご飯食べようかなと」

「2人は何か食べたいものある?」

「私はお腹に優しいものがいいなぁ…」

「お粥とか?」

「お粥なんてあるところあるのか…?」

「確か和食のお店があった気がする。お粥はないかもしれないけど、うどんとかどう?」

「いいねー。うどん好き」

皆で小春の持っている地図を覗き込む。確かに、ここからズーランドへ向かう途中に和食のお店があるようだ。

「お、グッズ売り場も近いな。妹にラビィのぬいぐるみ頼まれてるんだよ」

「じゃあここに決定ね。歩き始めようか」

和食屋を目指して歩みを進める。ラビィは確か、リックの相棒のウサギのことだ。ズーランドは見たことないが、キャラクターはなんとなく知っている。

「妹はいくつなの?」

「来年から中学生。5個下だな」

「上も下も結構離れてるんだな」

「ああ。けど仲はいいよ。姉が家出た今でもたまに家来て一緒にゲームやったりするくらい。姉が結婚してからは姉の旦那さん含めて4人になったな」

「義理のお兄さんとも仲良いんだ?」

「姉ちゃんより5つ上だから、俺とは10個違いだけど同年代みたいで親しみやすい人だよ」

「良いなぁ、あたしも兄弟欲しい。こん中で兄弟いないのあたしとナイト君だけ?あとユリエル?」

「私は兄が1人いるわ。幼い頃に別れて、最近まで会ってなかったけど…今は一緒に暮らしてる」

良い兄よと彼女は笑った。どうやら上手くやれているようだ。

「鈴木さんの兄弟って下?上?」

「私は兄が1人。兄っていうか…弟みたいだけどね」

「可愛い人よね」

兄が聞いたら拗ねそうだから兄の前では言わないでねと海菜が笑った。しばらく兄弟の話で盛り上がった。


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