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呪いを解いて
【ガールズ 恋愛小説】

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修学旅行-15

「よし、じゃあ何する?」

全員が揃ったところで、小春がトランプを切りながら聞く。

「七並べ」

「ババ抜き」

「大富豪」

「あたしなんでもいい」

「私も特には…」

見事に意見が三つに分かれた。張本さんと月島さんも入れ、多数決を取る。大富豪が3人、七並べが2人、ババ抜きが3人という結果になった。

「ババ抜き、私弱いんだよなぁ…」

「確かに小春は顔に出そうね」

「俺も。ババ引いたら声出ちゃう」

「声出ちゃうやつは初めて聞いたな」

「流石に私も声は出さない」

「福ちゃんウケる。てか、ババ抜きなんて演劇部3人の圧勝っしょ」

「えー。私は結構顔に出るタイプだよ?」

海菜の冗談に、嘘つけ。と私を含めた7人の声が重なった。
結局、大富豪に決まる。

「罰ゲームどうする?」

「最下位の人が一位の人のお願いを一個だけ聞くとかどう?」

「いいねー」

何かを企むように、海菜がニヤニヤする。

「海菜だけは一位にしないようにしないとな…」

「そうね…」

「海ちゃん案外ドSっぽいからなぁ…」

「そんなことないよ。ねぇ?百合香?」

「…どの口が言うのよ。昨日だって…」

観覧車でのことを思い出してしまい、身体が熱くなる。
追い討ちをかけるように、海菜が小声で"まだ跡残ってる?"と聞いてきた。ニヤニヤする彼女の顔を押し返す。

「…う、うるさい!もう!それ以上からかうなら今日一日口聞きませんから!」

「えーそんなぁ…」

「それでも1日だけなんだな」

福田くんが苦笑いした。

「ユリエル何だかんだで王子大好きだからなぁ…結局途中で折れそうだよな」

きららさんが続ける。わかる。と星野くんと小春が頷いた。

「っ――ほら、やるんでしょ!小春!早くカード配って!」

「は、はい!」

月島さんが海菜に何があったのかと問い掛ける。秘密。と海菜は楽しそうに笑ってから私の方を見た。


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